Column コラム
兵庫県加古川市で注文住宅を建てるなら知っておきたいポイント!
一生ものの注文住宅を建てるなら、満足のいく土地をとことん探したいものです。
京阪神地域で人気を集めている加古川市は、阪神地域へのアクセスの良さや子育てのしやすさが魅力。
自然と都市部が融合した暮らしやすい市です。この記事では、生活の利便性や教育、観光、グルメなどさまざまな角度から加古川市を紹介していきます。
加古川市の人口や面積、交通網について
兵庫県加古川市は兵庫県南西部に位置し、東播磨地方の中核をなす都市です。
市の面積は138.48平方キロメートルで、兵庫県内の49市区町村、郡の面積を比較すると23番目の広さです。
一方で、人口は、姫路市、西宮市、尼崎市、明石市についで5位と上位にランクインしており、人気の地域と言えるでしょう。
加古川市の推計人口は、平成28年から令和2年までの平均で26万3599人です。
市内には、最も海側に「山陽電鉄」、その内側に「JR神戸線」「JR加古川線」が通っています。
JRを利用すれば、最短で、神戸まで約30分、大阪まで約50分、姫路まで約10分で行くことができます。
阪神地域の大都市部へ通勤や通学がしやすいことから、ベッドタウンとして発展してきました。
市内には新幹線も通っていますが、駅はありません。
また、市北部には山陽自動車道の加古川北ICがありますが、住む地域によっては姫路市内のICから乗り降りした方が便利でしょう。
市の名前の由来となっている一級河川「加古川」は播磨地域最大の河川で、市全域を貫流しています。
市内にある「加古川大堰」付近では、レガッタやカヌーが盛んで、河川敷ではマラソン大会が行われたり、市民がジョギングをしたりする姿が見られます。
阪神・淡路大震災の教訓を生かした「緊急用河川敷道路」が整備されているのも特徴的です。
下流域には、「加古川河川防災ステーション」があり、災害発生時に拠点や避難場所となるほか、平常時には災害の模擬体験をすることができます。
温暖な瀬戸内海式気候で、晴天が多く、暮らしやすいのも特徴と言えるでしょう。
兵庫県で注文住宅を建てる際のポイントも併せてご覧ください。
兵庫県で注文住宅を建てるなら知っておきたいポイント!
加古川市の学校・病院・施設をエリア別に紹介
加古川市は、沿岸部と内陸部に大きく分けられます。
令和3年1月時点の町別人口ランキングを確認してみると、最も人口が多いのは「加古川町」です。
利用者の多いJR神戸線・加古川線の「加古川駅」や「加古川市役所」がある沿岸部の地域で、駅前を中心に発展しています。
ほかにも「簡易裁判所」「検察庁」「消防本部」などの官公庁が集中しており、加古川市の中心部と言える地域です。
32の診療科を備える「加古川中央市民病院」があるほか、「加古川西高校」や、「加古川南高校」、理数科のある進学校の「加古川東高校」があります。
複合ショッピングセンター「ニッケパークタウン」など買い物をする場所にも事欠きません。
市内で2番目に人口が多い平岡町は、JR「東加古川駅」を有する沿岸部の地域です。
加古川市は、JR東加古川駅周辺地域を副都心と位置付けており、「文教・都市型商業アミューズメント拠点」として開発を進めています。
この地域には、「兵庫大学」「兵庫県立農業高校」などの教育機関や「加古川警察署」「加古川総合文化センター」などがあります。
「加古川町」と「平岡町」の間には「野口町」が位置し、この地域の人口は、市内地域で3番目です。
野口町にある「加古川卸団地」では、毎年「団地まつり」が行われ、多くの人でにぎわいます。
また、この地域には「加古川北高校」もあります。町別人口の上位3町が沿岸部に集中していることからも、加古川市は、JRの通る沿岸地域に人口が集中していることが分かるでしょう。
一方で、加古川市の北部はレジャーが楽しめる自然豊かなエリアとして人気で、市外から訪れる人も多いです。
加古川市は、兵庫県公立学校の通学地域で第3学区に定められています。
第3学区には20の公立高校(普通科、単位制による過程を除く)があり、うち6校が加古川市内にあります。
兵庫県内の農業、工業、商業、看護など専門課程を有する学科へは、一部の高校を除いて県下全域から受験が可能です。
加古川市内の人気観光スポット
自然がたっぷりの人造湖「平荘湖」
加古川市の北部は観光やレジャーで人気のエリアです。
中でも、工業用水の安定供給のために作られた人造湖「平荘湖」周辺は自然を存分に楽しめるスポットとして市民の憩いの場になっています。
湖の周りでは、春は桜、初夏は紫陽花、秋は紅葉を楽しむことができます。
また、平荘湖はカモやガンなどの越冬地になっており、近くにある「平荘湖アクア交流館」にはバードウォッチングができる観察小屋もあります。湖の外周道路では、ランニングやウォーキングを楽しむ人も多いです。
周辺には「加古川市立少年自然の家」もあります。
加古川の夏を彩る「加古川まつり」
加古川の夏の風物詩でもある「加古川まつり」では約5000発の華麗な花火が加古川上に打ち上げられます。
その規模は東播磨随一といっても過言ではありません。
昭和28年の「川まつり」にはじまる歴史ある祭りで、毎年8月上旬に開催されます。
加古川バイパス北側の河川敷を会場に誰もが楽しめるほか、混乱を避けて花火をゆっくり鑑賞できる有料観覧席も用意されます。
聖徳太子の面影を辿る、国宝「鶴林寺」
加古川市にある史跡の中で有名なのが、国宝の「刀田山鶴林寺」です。
その始まりは、高麗の僧、恵便法師が、物部氏を中心とする排仏派の迫害を逃れてこの地にたどり着いたことにあります。
のちに、聖徳太子が恵便法師の教えを受けるために訪れたと言われており、聖徳太子が仏教を広めるために建立したと言われています。
釈迦三尊と四天王を祀り、「刀田山四天王寺聖霊院」と名付けられました。
その由来から「播磨の法隆寺」とも呼ばれています。
天永3年(1122年)には鳥羽天皇直筆の額を頂戴し、以来「鶴林寺」と改めて今に至ります。
加古川市内にある指定文化財は67件ですが、そのうち半数以上が鶴林寺にあります。
平安時代の壁画がある県下最古の木造建築物「太子堂」など国宝2件、重要文化財18件、県指定文化財12件、市指定文化財24件がある歴史ある寺院です。
天然温泉も楽しめる
加古川市には天然温泉もあります。
内陸部にある「みとろ荘」は、二酸化炭素、カルシウム、ナトリウム塩化物などを含むお湯がリウマチや腰痛に良いと言われています。
会席料理を味わう食事プランの提供、そして宿泊施設もあるため、レジャー気分で出かけてみるのも楽しいでしょう。
JR「加古川駅」の南部には「加古川天然温泉ぷくぷくの湯」があります。
地下1700mから自家源泉をくみ上げる本格的な温泉ですが、早朝から営業しており、銭湯のように気軽に楽しめるのが魅力です。
10種類の温浴、3種類のサウナ、岩盤浴などがバラエティー豊かで何度訪れても飽きません。
お湯には、ナトリウム、カルシウム、塩化物が含まれています。
「ぷくぷくの湯」からは「鶴林寺」も近く、観光とあわせて訪れるのもよいでしょう。
加古川市はどんな世代に向いている?住みやすい理由とは
加古川市は、京阪神の都心部へのアクセスが抜群で通学や通勤がしやすいため、夫婦世帯、子育て世帯のいずれにも人気の都市です。
医療、ショッピング、教育施設が充実しており、暮らしやすさも折り紙付きと言えるでしょう。
神戸市の中心部にある「三ノ宮駅」までは約30分の所要時間ですが、ほぼ同じ所要時間がかかる宝塚市の地価平均が1平方メートル当たり18万1520円なのに対して、加古川市は1平方メートル当たり8万2255円です(令和2年基準地価)。
住む地域によって地価は異なるため、一概に比較はできませんが、注文住宅を建てる際の費用を抑えることができると考えられます。
将来的に出産を考えている夫婦や子育て世代には、妊娠・出産祝いとして、記念樹が贈呈される(1年以内の申し込みが必要)ほか、乳幼児・子ども医療費助成は中学校卒業までの通院・入院が対象なのも大きなメリットです。
医療費の助成には所得による制限がなく、中学校卒業までは医療機関にかかっても自己負担の必要がありません。
急病のときも安心して病院にかかることができます。
子どもが受ける任意の予防接種のうち、おたふく風邪、ロタウイルスの接種料金の一部が助成されるのも特徴です。
また、公立幼稚園の耐震化率が100%完了しているのも特筆すべきポイントでしょう。
市街地の人口集中地区で、バス路線や鉄道の駅が近くにない地域を走る「かこバス」は、市民の足ともいえる交通手段です。
年間70万人以上が利用しており、市内の移動を便利なものにしています。
JR「加古川駅」南口のロータリーから乗車でき、運賃は乗車区間によって100円か200円という、利用しやすい価格です。
加古川市の定番グルメを紹介
加古川市を代表するご当地グルメと言えば「かつめし」です。
叩いて平たくしたビーフカツをご飯の上に乗せ、デミグラスソースを上からたっぷりかけて味わいます。
戦後まもなく、加古川駅前の食堂で考案された「お箸で気軽に食べることができる洋食」がルーツと言われ、「洋皿に盛り付けられていること」「お箸で食べること」が特徴です。
つけあわせは、ゆでたキャベツが定番。
市外ではほとんど提供されていないメニューですが、市内では1000店舗以上で食べることができます。
現在では、ビーフカツの代わりに、チキンカツやエビフライを乗せたアレンジ版の「かつめし」も人気です。
また「かつめしバーガー」や「かつめしバー」も登場し、広がりを見せています。
加古川市の給食に出るほどの人気メニューです。
給食で提供されている加古川市民の定番といえば、「鹿児(かこ)のもち」も忘れてはいけません。
大正11年創業の老舗「春光堂」の銘菓で、餅粉、砂糖、水あめというシンプルな材料で作られています。
地元民に「ほたほた」と表現される独特の歯ごたえが特徴です。
一生暮らしたい!魅力が詰まった加古川市
便利な都市部がある一方で、オフをゆっくり過ごせる自然豊かなエリアもあり、阪神地域へのアクセスも抜群な加古川市。
一生暮らしたくなる魅力が詰まった都市です。
加古川市で注文住宅を検討している方は、ライフデザイン・カバヤに気軽にお問い合わせください。
間取りの相談や設計など、注文住宅に関するさまざまなご相談に応じています。
なお、注文住宅の流れや相場については下記記事にてご紹介していますのでぜひご覧ください。
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