「ゆとりのある広い家」をご希望だったご主人は、設備関係のお仕事柄、住宅価格の高騰を目の当たりにして「できるだけ早くマイホームを」と考えられていた。5～6社のハウスメーカーを巡った中でも、仕様や設備についての踏み込んだ質問にも対応してくれたのが、ライフデザイン・カバヤの営業担当、横田だったという。さらに、奥様の中学時代からのお友だちがライフデザイン・カバヤのインテリアコーディネーターだったというご縁もあった。

奥様のご実家の近くで広い土地が見つかったため、その大きさを活かした平屋にすることに。
黒と木目のモダンでスタイリッシュなツートンカラーで、見る角度によって形が変わる、逆L字型の家になった。大きな屋根の傾斜を有効に使おうと、太陽光発電も取り付けた。

傾斜を活かした勾配天井のLDKは、玄関から部屋の奥に向かって高く立ち上がり、まるで舞台から見たホールのような広がり感のある空間になった。スポットライトや間接照明などのさまざまな種類の光源を、映画鑑賞などのシチュエーションごとに使い分けて楽しむこともできる。

モザイクタイルをあしらった洗面台は、AICAのスタイリッシュカウンターと三面鏡を組み合わせた造作風。朝の出勤時間が被るお2人でも、横並びで支度ができる充分な幅がある。
洗面台の前はランドリールームとして、室内干しのハンガーパイプを設置。空きスペースには可能な限り収納棚を作って、小物が増えがちな水回りの整理整頓に役立てた。

奥様のための畳コーナーやご主人の書斎のほか、ハイドアで大容量の収納スペースも完備。さらに、寒がりな奥様のために、脱衣所には温風機を設置し、ドラム式洗濯乾燥機は台座で底上げして、腰を傷めないよう配慮もされている。奥様へのやさしい心配りに加え、すっきりと美しく見せるためのコンセントの位置や、風の流れを生むための窓の形状にまで着目した、お手本にしたい工夫がたくさん盛り込まれたおうちになっている。