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30坪・40坪で注文住宅を建てる場合の相場は?間取りの目安や安く抑えるポイントを解説

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マイホームを建てるなら、とことんこだわりのつまった特別な家を建てたいと誰しも願うものです。

しかし実際のところ、30坪や40坪の注文住宅はどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

今回は30坪・40坪の注文住宅について、費用相場や間取りの目安を詳しく解説します。

また、コストを抑えて安く建てるコツも紹介します。

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30坪・40坪の注文住宅の間取りの目安

30坪・40坪の注文住宅の間取りの目安とは

30坪・40坪の注文住宅と聞くと「狭いのでは?」といった印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし30坪もあれば、ご夫婦とお子さま2人の4人家族でも十分な広さの家を建てられます。

延床面積30坪は約100㎡に相当し、その広さは約60畳になります。

建設する際には建ぺい率(※)を元に間取りを考える必要がありますが、仮に建ぺい率が60%だったとしても広さは約57畳(約28.8坪)と十分に確保できます。

※建ぺい率は、敷地面積に対する建物面積の割合を示しており、防火・日当たり・風通しなどを考慮して建築基準法に定められた制限を元に算出されます。

 

30坪の一般的な間取りは、以下の部屋が確保できるとイメージするとよいでしょう。

・22畳でリビングダイニング+キッチン

・8畳でメインの寝室

・6畳の子ども部屋2つ

 

これらのスペースを確保してもまだ使える空間が残るイメージです。

あるいは、一般的な4LDKの住宅を想像するとわかりやすいでしょう。

40坪の場合は、約80畳の広さになるため、上記に加えてもう2部屋は増やせるイメージです。

たとえば、ゆとりのあるワークスペースを設けたり、ガレージを作ったり、広々とした寝室にしたりすることも可能です。

また40坪あれば、2世帯住宅も十分に実現できる広さになります。

 

30坪・40坪の土地に建てる注文住宅の相場

30坪・40坪の土地に建てる注文住宅の相場とは

ここからは、30坪・40坪の注文住宅で実際にどのくらいの費用がかかるのかを見てみましょう。

「土地付き注文住宅融資(※)」と「土地なし注文住宅融資(※)」の場合にわけて紹介します。

※土地付き注文住宅融資:注文住宅に付随する土地購入代と建物建設費の両方の融資

※土地なし注文住宅融資:注文住宅の建物建設費のみの融資

 

30坪・40坪の注文住宅の建築費の相場

30坪・40坪の注文住宅の建築費は、約2,700万円〜約3,700万円が相場です。

融資の土地の有無により建築費に充てられる金額が異なり、その価格差は30坪で約100万円、40坪で約130万円です。

各項目の建築費を詳しく見てみましょう。

 

■30坪の注文住宅の建築費の相場

30坪の注文住宅の建築費は、土地付き注文住宅融資の場合2,691万円、土地なし注文住宅融資の場合2,788万円です。

111.1㎡は約33坪ですので、1坪金額に換算すると89.7万円です。

よって、30坪であれば「2,691万円」と計算できます。

一方で土地なし注文住宅融資の場合、床面積の全国平均は124.4㎡で、建築費の全国平均は3,532万円でした。

124.4㎡は約38坪のため、1坪あたりの金額は92.9万円になります。

これを30坪に換算すると、「2,788万円」ということがわかります。

参考:住宅金融支援機構「2020年 フラット35利用者調査」より

 

■40坪の注文住宅の建築費の相場

こちらも住宅金融支援機構の調査結果をもとに相場を見ていきましょう。

40坪の注文住宅の場合は、土地付き注文住宅融資の場合3,588万円、土地なし注文住宅融資の場合3,716万円が相場だと言えるでしょう。

土地付き注文住宅融資における床面積の全国平均111.1㎡(約33坪)、その建築費2,961万円から算出すると、1坪あたりの金額は89.7万円です。

40坪であれば、89.7万円×40坪で「3,588万円」だとわかります。

土地なし注文住宅融資は、床面積の全国平均が2020年度は124.4㎡(約38坪)、建築費3,532万円でしたので、1坪あたり92.9万円です。

92.9万円×40坪で計算できるため、「3,716万円」が相場だと言えます。

参考:住宅金融支援機構「2020年 フラット35利用者調査」より

 

依頼する住宅会社によってに差が出る

注文住宅は、大手ハウスメーカー、工務店、設計事務所と依頼先の会社によって費用にも差が出ます。

大手ハウスメーカーは広告費や人件費にも多くの費用がかかるため、宣伝費を抑えている工務店や設計事務所よりは高めな金額で設定している場合が多いです。

しかし近年は、大手ハウスメーカーも、一般的な相場価格より安い「ローコスト住宅」を提案しています。

ローコスト住宅は、設計や間取りをシンプルにし、使用する材料も統一することで、人件費などを抑えて安く建てられる住宅のことです。

なお、ローコスト住宅の魅力や注意点は、別の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
注文住宅のローコスト住宅とは?メリット・デメリットや注意点を解説

 

注文住宅を建てる際にかかる費用の内訳

注文住宅を建てる際にかかる費用の内訳とは

ここからは、注文住宅の費用内訳について紹介します。注文住宅にかかる費用は、大きくわけて以下の3つに分類されます。

1.建築費

2.土地購入費

3.諸費用

それぞれの内容について以下で詳しく解説します。

 

建築費

建築費は、注文住宅を建てるためにかかる費用です。また、建築費は一般的に「本体工事費」「付帯工事費」の2種類に分類されます。

 

■本体工事費

本体工事費は、総費用のうち60%〜70%と大きな割合を占めている費用です。住宅工事に関わる以下の費用が含まれています。

・仮設、基礎工事

・木工工事

・屋根や壁などの外装工事

・配電、水道管工事

・設備設置工事

・建設に必要な建材や設備の費用

また、本体工事費は間取りや使用する建材などによっても大きく変動します。設備へのこだわりが増すほど、金額も高額になると考えてよいでしょう。

 

■付帯工事費

付帯工事費は住宅の周辺設備などにかかる費用で、割合は総費用のうち15%〜20%です。付帯工事費に含まれるものには、以下が挙げられるでしょう。

・庭やガレージなどの外構工事

・旧宅の解体作業

・照明やカーテン、家電などの取り付け工事

・敷地内へのガス管・水道管引き込み作業

これらに加えて、場合によっては地盤調査費用や土地の改良工事費用が追加されることもあります。

たとえば、建築予定地に不必要な段差や地盤沈下などがある場合です。そのため、土地の整備にかかる費用も、付帯工事費に含まれると覚えておきましょう。

 

土地購入費

注文住宅を建設するうえでは、住宅を建てられるだけの広さがある土地を持っている必要があります。

土地を用意できていない場合には別途土地購入費がかかります。

土地購入費には総費用の20〜30%の費用をかけるのが一般的です。

この割合を超えてしまうと住宅本体にかけられる費用が減ってしまうため、3割以内を目安に土地を購入します。

また、一坪あたりの土地費用は、住宅を建てたい地域によって大きく異なるため、住宅設計の前に土地の費用相場もよく確認しておきましょう。

ただし、家族や別の人から土地を譲り受けたり、すでに所有していたりする場合には、土地購入費は必要ありません。

 

諸費用

諸経費は、建築工事費以外にかかる細かな費用の総称です。総費用の5〜7%程度が目安と言われています。

諸経費の大まかな内訳は以下の通りです。

・住宅会社への契約手数料

・契約に関する書類作成費や印紙代

・住宅ローンの保証料

・着工前の地鎮祭費用

・不動産取得税や固定資産税

・家具や家電の購入費

・引っ越し費用

・近隣住民への手土産費用

上記の通り、諸経費は内容が多岐に渡り、抜けも出やすい項目です。

工事費の支払いとは異なり、現金でこまめに支払う場面も発生します。

また、想定よりも費用がかさむ可能性もあり得るでしょう。

不測の事態に備えて10%程度の費用を確保し、必要なことを事前にリストアップしておくのがおすすめです。

なお、諸費用について下記記事にて詳しく解説しております。
注文住宅の諸費用の相場は?内訳と節約ポイントについても詳しく解説

 

注文住宅を安く建てるコツ

注文住宅を安く建てるコツとは

注文住宅のコストを抑えるためには、優先したい部分をしっかりと決めることが大切です。

安く建てるためのポイントをしっかりと把握した上で、住宅会社とよく相談しながら満足のいく住宅を手に入れましょう。

 

規格住宅やローコスト住宅を検討する

まずは、規格住宅やローコスト住宅を選択して費用を抑える方法です。

規格住宅は、外装や間取り、設備などが事前に決まっているものの中から、好みに合うものを組み合わせて建てる住宅です。

住宅会社が作ったプランやオプションに合わせて価格も変わるため、予算に沿った住宅設計が実現できるでしょう。

一方、ローコスト住宅は使用建材や設備を統一し、設計や間取りも複雑にしないのが特徴です。

そのため、一般的な注文住宅よりも大幅なコストカットが叶います。

また、建築時の作業効率も上がるため、完成までの期間も短く、建設後の建て替えやリフォームもスムーズに進められるでしょう。

 

シンプルな形の住宅にする

住宅のデザインを工夫するのも、コストカットにつながります。

たとえば、外壁や屋根などに凹凸があると総面積も増えるため、施工費用も増えるでしょう。

特に屋根は、傾斜があると作業場に足場を組む必要が出てくるため、作業環境の準備面でもさらに費用がかかります。

そこで、凹凸を減らした真四角の住宅に設計するのがおすすめです。

真四角の住宅であれば、壁や屋根の凹凸も少なく、建材も減らせます。

もしくは、1階と2階の床面積を同じにする2階建てにして凹凸を減らす方法もよいでしょう。

いずれも作業工程が複雑にならず、基礎工事費・建材費の節約につながります。

 

間取りを少なくする

部屋数が増えると、内装の壁材や壁紙、ドアや家具・家電の設置で費用もどんどん増えていきます。

そこで、間取りを少なくするのも選択肢のひとつです。

また、ひとつの部屋をパーテーションで区切るスタイルなら、家族の成長に合わせて部屋割りも変えられるため、リフォームする際にも役立つでしょう。

さらに、来客がない部屋は安価な素材の壁紙に変更するなど、部屋ごとに材料の見直しを行うこともコストカットにつながります。

ほかにも、あえて家全体を同じ素材にそろえて、必要な建材の種類を減らす方法もあります。

なお、間取りについては下記記事にて詳しく解説しております。
注文住宅の間取りを決める際の失敗しないポイント!

 

30〜40坪で理想の注文住宅建てるならライフデザイン・カバヤがおすすめ

30坪・40坪の注文住宅における費用相場や費用の内訳、一般的な間取りについて紹介しました。

注文住宅は本体工事費が多くの割合を占めており、この部分をいかに安くできるかで全体の費用も大きく変わるでしょう。

ローコスト住宅や住宅のデザイン変更、間取りの簡略化など、工夫しだいでコストは抑えられます。

 

ライフデザイン・カバヤでは、30坪〜40坪の注文住宅を建てたいお客様に向けて相談会を実施中です。

こだわりを活かしつつ、コストダウンもできる注文住宅の設計について、親身にご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

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