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新築注文住宅のリビングをおしゃれで快適にするには?間取りや広さについても徹底解説

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リビングは家族が集まる憩いの空間でもあり、生活する上で特に大切なスペースの一つです。

注文住宅を建てる際にもリビングをおしゃれで快適にしたいと考える方は多いでしょう。

そこで今回は、注文住宅のリビングを作る際の参考になるよう、快適な広さの目安や注意したいポイントなどを紹介します。

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リビングの間取りの種類

リビングの間取りの種類とは

リビングを設計する際にまず考えたいのが間取りです。

間取りには大きく分けてダイニングと併設されたLDKタイプと、キッチンやダイニングが分かれたタイプに分類されます。

リビングとダイニングキッチンがセットのLDKタイプは現代の住宅で主流です。

リビングとダイニングが同じスペースにあると、ほとんどの場合はキッチンもリビングに併設されます。

そのため、家事をしながら家族とコミュニケーションが取れたり、リビングスペースの広さを確保できる点が人気の理由です。

一方、リビングとダイニングキッチンが分かれたタイプは、テレビを見ながら食事をする「ながら食べ」が防止できたり、食事の匂いがリビングに届いてしまう懸念がない点が魅力です。

ただし、リビングとダイニングが分かれていることで、食事のたびに部屋を移動しなければいけないなど不便を感じる可能性もあるでしょう。

どちらの間取りにするかは、家族の生活スタイルに合わせて選ぶようにしましょう。

 

適切なリビングの広さは?

適切なリビングの広さとは 

リビングはなるべく広い方が快適に過ごせると考えがちなスペースですが、あまりに広すぎると冷暖房効率が下がったり、他の部屋が狭くなってしまうなどの懸念が生じます。

リビングの広さはリビング以外の部屋が1部屋の場合は8畳が適切で、2部屋以上ある場合は10畳以上あるといいとされています。

例えば、4人暮らしでリビング以外の部屋が4室ある場合は、リビングの広さに最低10畳は必要と考えるといいでしょう。

リビングの広さは生活動線やリビングでの過ごし方をイメージしつつ、掃除や熱効率で後悔しない広さになるよう、設計士ともよく相談して決めるといいでしょう。

 

吹き抜け

吹き抜けは空間を広く見せる王道の手段と言えるでしょう。

吹き抜けを作ることで高い位置に窓を設置でき、光が入る明るいリビングを実現しやすくなります。

また、吹き抜けに天窓をつけることで換気効率も高まり、空気の入れ替えが楽にできるでしょう。

一方で、吹き抜けを作ることで上階に作れる部屋数が限られたり狭くなったりする懸念があります。

また、吹き抜けのスペースが広ければ広いほど、冷暖房効率が悪くなる可能性があるため注意が必要です。

なお、吹き抜けの施工実例は下記記事にてまとめてご紹介しています。ぜひご覧ください。
『吹き抜け×2階フロア』のあるフォトジェニックマイホームまとめ

 

吹き抜け以外にも!リビングを広く見せる工夫とは

狭小住宅や部屋数を確保するためにリビングのスペースをなるべく抑える場合でも、少しの工夫でリビングを広く感じさせることができます。

空間を広く見せる工夫で一般的なものは吹き抜けですが、実は吹き抜け以外にも空間を広く見せられる方法はあります。詳しく見ていきましょう。

 

リビング階段

リビング階段とは、上階へつながる階段をリビングスペースに設置することです。

かつて階段は部屋の中ではなく外に設置する設計が一般的でしたが、近年では階段をリビングに設置することで空間を広く見せられることから人気が高まっています。

また、上階にある自室に行く際に必ずリビングを通る動線になるため、家族のコミュニケーションが取りやすい点もメリットのひとつです。

なお、階段については下記記事にて詳しくご紹介しています。
おしゃれで快適!最高の「階段」エリアをつくるアイデアまとめ

 

畳の空間

リビングスペースに畳の空間を取り入れることも、空間を広く見せるテクニックとして用いられます。

リビングに4畳ほどの小上がりスペースを作り、そこを畳にすることで、部屋全体にメリハリが生まれ部屋が広く見えます。

また、畳のスペースを取り入れることで、小さなお子様を遊ばせたり洗濯物を畳んだりするスペースとしても活用できる点も魅力です。

もし、リビングの雰囲気とマッチするか不安な場合は、畳のスペースを必要に応じて仕切れるように間仕切りを設置するといいでしょう。

畳の空間を意識した施工実例も併せてご覧ください。
勾配天井や2つの和室…こだわり詰まった、和風モダンな平屋の住まい

 

スキップフロア

スキップフロアとは、1階と2階の間に設ける中2階スペースのことをいいます。

スキップフロアは特に狭小住宅や平屋におすすめの方法で、空間に奥行きが生まれることで部屋が広く感じられます。

また、スキップフロアは採光位置が1階スペースよりも高くなるため、吹き抜けと同様に部屋に入る光が多くなり、明るい空間を作れます。

スキップフロアは小さな書斎スペースや子供の遊ぶ場所などに活用できます。

リビングと区切られたスペースのため、本やおもちゃの収納でリビングに物が多くなってしまう懸念も解消できるでしょう。

 

リビングで失敗しないためのコツ

リビングで失敗しないためのコツとは

リビングは家族が集まる場所だからこそこだわりたい空間です。

しかし、いくつかのポイントに注意しないと、暮らし始めてから後悔してしまうことになるかもしれません。

ここでは、よくある失敗を元に、快適なリビングを作るために注意すべきポイントについて詳しく解説します。

 

窓の配置に注意する

よくある失敗の一つに、窓の位置があります。窓は部屋に光を取り入れる役割を果たすため、できるだけ大きな窓を設置したいと考える人は多いでしょう。

しかし、いざリビングに大きな窓を設置してみると、隣接する道路や近隣住人のベランダから家の中が丸見えになってしまい、落ち着かないという失敗はよく耳にします。

そのため大きな窓を設置する場合は、近隣との距離感や視線に注意することが大切です。

また、もし立地的にリビングのどこに窓を設置しても視線が気になる場合は、高い位置に採光用の窓を設置することも選択肢のひとつでしょう。

 

動線に気をつける

玄関からの動線に失敗したという声もよく耳にします。

玄関からリビング全体が見える間取りにしてしまうと、宅配便などの訪問客が玄関に入った際にリビングが見えてしまい、生活感が出る原因になります。

他にも、客間に案内する際にリビングを経由する間取りにしてしまうと、来客がある度にリビングも整える必要があるため、不便を感じる懸念があります。

間取りを考える際には、生活動線に合わせた設計を行うことが大切です。

特に小さなお子様がいる家庭では、玄関から直接お風呂などの水回りに直行できる動線を作っておくと、外遊びをした際の汚れでリビングが汚くならず便利でしょう。

 

コンセント配置に注意する

コンセントの配置や数もよくある失敗のひとつです。

リビングはテレビやDVDプレーヤーをはじめとして、空気清浄機、掃除機など生活家電が最も多く必要となる空間でもあります。

コンセントの数が少ないと掃除機をかけるたびに他の家電のコンセントを外すことになったり、配置が悪くて模様替えに不便を感じるといった失敗につながりやすくなります。

コンセントの配置や数は、リビングで使用する家電をあらかじめイメージした上で不便のない位置に必要な数を配置することが大切です。

難しい場合は適切なコンセントの数などを設計士に相談しながら決めるといいでしょう。

 

収納スペースを用意する

リビングは家族の細かな雑貨や荷物が増えやすいスペースです。

そのため、細かなものを収納できる収納スペースをあらかじめ用意しておくことは、リビングが散らかりにくくおしゃれな状態を保つコツのひとつです。

収納を用意していないと予定にはない収納家具を購入する必要が発生したり、リビング以外のスペースに荷物を置いてしまい生活動線が悪くなってしまったりする要因になります。

LDKの場合はキッチン周りで多めに収納スペースを用意したり、リビングとダイニングが分かれている場合は埋め込み型の棚を設置するのも選択肢のひとつでしょう。

 

注文住宅でおしゃれなリビングを手に入れよう

注文住宅のリビングは家族が集まる憩いの空間の役割を担う大切なスペースです。

快適でおしゃれなリビングを手に入れるためには、生活動線をしっかりイメージし、来客時や帰宅時に不便がない間取りを設計することが大切です。

その上で、採光や収納スペース、コンセントの配置などを設計士とよく相談しながら決めていきましょう。

狭小住宅などでリビングに十分なスペースを確保できない場合は、リビング階段やスキップフロアを活用しつつ部屋を広く見せる工夫に挑戦してみるといいでしょう。

 

ライフデザイン・カバヤではお客様の予算に応じて最適な注文住宅を建てられるよう、相談会を実施しています。

住宅の購入や注文住宅を検討されている場合は、土地探しのタイミングからぜひお気軽にご相談ください。ライフデザインカバヤ_イベント情報

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