Works 施工実例
吹き抜け+スキップフロアの立体感と開放感。使い勝手のよいインナーガレージのある家。
「家にいる時間が長いので、開放的な住まいにしたかったですね」。
ご夫婦と未就学児のお子様2人、4人家族。特に奥様は、家の中で育児をされる時間が長いということもあり、窮屈さを感じない開放的な環境を求めていたことをお話しいただいた。開放感を得るために、まず希望されたのが大きな吹き抜け。完成した吹き抜けは約9帖ほどあり、リビングの大部分は5mを優に超える天井高に。開放感はもちろん、とてもインパクトのある空間になっている。
「せっかくなら、注文住宅ならではと思えるプランにしたくて」。
Instagramなどで情報収集をしている時に目に留まったというスキップフロア。こちらの住まいのスキップフロアで注目したのが、フロアの高さ。当初、階段で5段分の高さで計画されていたそうだが、途中で4段分に変更。実は、この高さの違いは、建築基準法で手すりが必要になるかどうかの差だという。高さ的にも、子どもの年齢的にも落ちる心配もないので、より開放感が高まる方を選択されたそうだ。下部には引き出しを設け、子どものおもちゃや日用品のストックなどを収納。「キッチンからも見守りやすく、子どもたちの遊び場にちょうどいいですね。リビングと段差があるので、おもちゃが広がる場所もスキップフロアに留まりやすいのも助かります。もう少し大きくなったら机を置いてもいいですかね」と、家族の成長にあわせ多用途に使えるイメージも語っていただいた。
「雨の日の買い物などでも、荷物の出し入れが便利でいいですよ」。
オープンな車庫スペースのほかに、建物と一体化したガレージのあるお住まい。シャッターがあって完全に閉じた構造のビルトインガレージとは違い、玄関ポーチ部と連続した構造になっているのが今回のガレージの特徴。ガレージから玄関への動線は最短に設計され、その通り道にもゆとりがある。閉じたガレージでは、室内との出入りに勝手口ドアを設けたりするが、「人の出入りに問題は無くても、大きな荷物を持っては通れないと思って」とお客さま。おっしゃられる通り、扉も無くて幅広の開口があるこちらのガレージは、車の利用頻度や荷物の出し入れなどが多い子育て世代にはうってつけの設計ではないだろうか。