家族や訪れた人が集まるLDKは約20帖。南側の中庭を囲むように設置された大開口のおかげで家の中はいつも自然光ならではのさわやかさを保っている。カーテンを開ければ中庭に続き、アウトドアリビングとしても大活躍。
素材感や形状の組み合わせで個性を生み出したファサードが特徴的。目隠しとなった縦格子フェンスがアクセントになっている。
I様は2歳の男の子がいる3人家族。結婚当初から住まいづくり計画をはじめておられたが “お子さまが小さいうちに”と本格的にスタートした。ライフデザイン・カバヤとの出逢いは担当者がご主人の義理のお兄さんの友人であったご縁から。土地探しからはじめたI様にとって、住まいそのものだけでなく土地情報を豊富に持つライフデザイン・カバヤとは流れが終始スムーズに進んだとのこと。「担当の西尾さんは義兄の知り合いということで年も近いし、提案も気が合ったしわかりやすかったですね」
ご主人が“譲れない”こだわりとして持っておられたのは“中庭のあるプランニング”。「以前施工例を見学したときから強い憧れがありました。無駄なスペースかもしれないけど」—ご主人はそう謙遜したが、中庭があるメリットは大きいものだった。大開口からさんさんと降り注ぐ自然光だけでなく、リビングに直接視線が入らないプライバシーの確保、そして何より知人やご家族と過ごす時間の充実。「この夏は大きめのプールを出して子どもたちに遊んでもらいました。気温は高くても直射日光が当たらないので気持ちよく過ごせたと評判でしたよ」
共働きでいらっしゃるI様邸は、キッチンからサニタリー、玄関、リビングへとくるりとつながるサーキュレーションプラン。家事と仕事を両立することとお子さまの就学後を考えて、カウンターテーブルを設置した。「子どもの勉強机としても、アイロンがけやパソコンなどちょっとした家事もOK。人が多く訪れたときも活躍しました」
そして少し驚いたのは収納の少なさ。「ほとんど作っていません。“モノをあまり貯めないように”と暮らしそのものをシンプルにしています」と奥様。かといって殺風景なわけではなく、飾り棚やちょっとしたスペースの使い方がとても上手で、なおかつ全体から見たコーディネートはキリッと締まっている。訪れる人は、目端に触れる“遊び心”を見つけたとき、I様ご家族の優しさにふれたような気持ちになれるかも。