南面に大きく開口部を設けた、心地よい空間が広がるLDK。洗面・浴室を2階に配置することによって生まれた部屋自体のゆとりと、高さのある家具を配置しないことで得られた広さによって、より開放感のある空間を演出している。
深い軒とセットバックウィンドウによって生まれた陰影と、玄関まわりの塗り壁が独特の存在感を放つH邸。
深い軒や、セットバックウィンドウのつくりだす陰影によって、独自の存在感を放つ外観。しかしながら内部空間は、どこか優しい雰囲気をたたえているH邸。特筆すべきはリビングダイニングから外に向かって広がる空間だろう。南面へと開口部を設けた室内から一歩足を踏み出すと、リビングと目線のレベルを合わせたオープンな庭が広がり、ここで子どもたちが遊んでいる姿を、リビングから垣間見ることができる設計だ。
また生活に寄り添った効率的な動線も特徴となっている。2階ホール廊下を中心に洗面・浴室、クローゼット、寝室などを外壁側に配置。各部屋をつなげることによって洗濯→物干し→片付けなどを効率的に行うことができるほか、洗面に室内物干しを付けることで、雨天にも対応することができる。そして1階にはキッチンに隣接したウォークインクローゼットと、小ぶりな洗面を設えることで、朝目覚めて洗顔→着替え→外出という動作をこの場所で完結できる、スムーズな生活空間をつくり上げた。
施工中Hさんが気付いたのは、同社の細やかな対応力。細部にまでこだわり抜いたHさんの提案に、豊富な実績と生活者目線のアドバイスで応え、施工中の現場においても様々な提案やアドバイス、確認事項などを共有しながら家づくりができたことに満足しているそう。「多くの協力を得られて、満足のいく家づくりができました。住まいは一生に一度の買い物。良い出会いが大切だと感じました」と同社との家づくりを振り返った。