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ナチュラルな外観の家づくり!おしゃれにするポイントや注意点
ナチュラルな外観の家はおしゃれなイメージがあり、憧れを持つ方も多いでしょう。また、自然素材やシンプルでミニマムなものが好きな方にとっても、ナチュラルテイストの住宅は人気があります。
しかし、ナチュラルな外観の家を仕上げるために何が必要かご存じない方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、ナチュラルな外観の家づくりについて、こだわるべきポイントや注意点を解説します。外観のポイントを効率よく押さえて、おしゃれな住宅を目指しましょう。
ナチュラルな家の特徴
ナチュラルな家にはどのような特徴があるでしょうか。
ナチュラルな家とは、木や緑など自然な雰囲気が感じられるような天然素材を取り入れ、見た目にも心にもやさしいテイストに仕上げた住宅のことです。天然素材を使えば調湿や消臭効果も期待できるため、暮らし心地も向上させられるでしょう。
もちろん、住宅全体に天然素材を入れる必要はありません。住宅内で印象が強い部分や、自分がこだわりたい部分だけ素材を変えて、ナチュラルな空間を楽しむ方法もあります。
たとえば、内装の一部に木を活かした家具を取り入れたり、壁や床を同じテイストに揃えたりするだけでもナチュラル感は演出できるでしょう。カジュアルなカフェ風、ヴィンテージ感のあるレトロ風など、同じナチュラルでもさまざまなテイストがあります。
また、天然素材ならDIYやメンテナンスもしやすく、好みに合わせてインテリアを変えることも可能です。
外観デザインの特徴
外観デザインに特化していえば、ナチュラルな外観には以下の特徴があります。
・あたたかみを感じられるシンプルな形状
・外壁・窓枠・フェンスに木目調や木製の素材を採用
・安らぎのあるホワイトなど明るいカラーの外壁
・日本の風景に溶け込むような庭の演出
特に、モダンスタイルと自然の雰囲気を調合させた「ナチュラルモダン」な外観を取り入れる家が増えており、都市部を中心に人気があります。
ナチュラルな外観デザインをおしゃれにするポイント
ここからは、実際にナチュラルな外観を実現するために必要なポイントをチェックしましょう。おしゃれな外観にするには、「形状」「外壁色」「窓」「素材」に着目してデザインします。
シンプルなデザインにする
まずは、住宅の形状についてです。
ナチュラルな外観にするには、シンプルな形状にしましょう。シンプルな形状は、スッキリ感のあるモダンな印象を与えつつも、親しみのあるデザインに仕上がるため、ナチュラル感の演出にぴったりです。たとえば、凹凸を減らして箱型にしたり、上下階が同じ作りになる総二階にしたりします。
屋根は、日本で古くから親しまれている切妻屋根や勾配のある片流れ屋根が特に相性がよく、おすすめです。
また、シンプルな形状や屋根にすると使用建材を減らせるため、建築費用を抑えられます。
外壁は落ち着いた白・グレー系がおすすめ
次に、外壁の色合いにこだわりましょう。
ナチュラルなスタイルの外壁にするには、住宅周辺の緑や木の存在が映える「ホワイト」や「グレー」にするのが一般的です。モルタルを吹き付けたグレーの塗り壁をメインに、一部の面をホワイト塗装のガルバリウム鋼板にする、といった2種を組み合わせるスタイルもよく見られます。
外壁の素材や色味を、引き立たせたい角度に応じて調整すると、シンプルなカラーリングでも個性的でおしゃれな印象を与えられるでしょう。
窓を規則正しく並べて配置する
ナチュラルテイストの家づくりにおいては、窓も重要な要素です。窓の配置や形状を変えるだけでも、外から見える印象は大きく変わるでしょう。
たとえば配置は、不規則に並べるよりも上下の高さや配置間隔をそろえるほうが、美しく整った外観に仕上がります。
窓の形状は、正方形や縦長などの四角形だとおしゃれで統一感のある印象になるため、等間隔に設置するだけでリズム感を演出できるでしょう。一方、丸や三角なら遊び心のある印象になり、外観のアクセントとしても利用できます。
ただし窓は、見た目だけでなく室内での過ごしやすさも考えて、バランスを調整することが大切です。
木や木目調の素材でナチュラル感を出す
最後に、ナチュラルな外観づくりには欠かせない「木」や「木目調」の活用です。
外観の中で木を取り入れられる場所には、以下が挙げられます。
・玄関ドア
・窓枠
・屋根の裏側(軒裏)
・塀
・ウッドデッキやテラス など
多くの面積を占める外壁や屋根に木の要素がなくても、住宅周りの素材に活用することでナチュラル感を演出できます。
また、濃さや明るさが異なる木目調でも、色味が同じであることから統一感を保て、住宅全体の印象もやわらかくしてくれるでしょう。
ナチュラルな外観の家づくりをする際の注意点
ナチュラルな外観の家づくりを成功させるためには、注意点も把握しておく必要があります。ここでは、建築後と設計時それぞれのタイミングで知っておくべきポイントを紹介します。
白壁は汚れやすくこまめな掃除が必要
ホワイトの外壁は、ナチュラルな家づくりに定番のカラーリングです。
しかし外壁をホワイトにすると、劣化や汚れによるメンテナンスが頻繁に発生してしまいます。一般的に、雨や風による泥汚れやカビ・コケの発生などで外壁材は劣化しますが、ホワイトの外壁だと汚れがより一層目立ってしまうのです。
そのため、掃除やメンテナンスもこまめにする必要があります。たとえば、頻繁に汚れを落としたり、専門業者に依頼してメンテナンスをしてもらったりと手間もコストもかかるでしょう。
対処法としては、はじめから手間がかからないように、汚れに強いコーティングが施された素材や、汚れを落としやすい素材を選んでおくのがおすすめです。
外壁の色次第で飽きやすくなってしまう
設計時の注意点としては、外壁のカラーや素材選びが挙げられます。
ナチュラルな外観におすすめなホワイトやグレーの外壁は、シンプルゆえに飽きやすいという特徴があります。住宅や屋根の形状もシンプルを意識しているため、すべてがシンプルになりすぎると、単調で個性が感じられなくなるのです。
そのため、同じカラーリングでも外壁材を変えて、住宅に立体感や高級感をプラスしましょう。外壁材は、凹凸感やレンガ調、木目調などさまざまです。屋根や家の形状に合うものを何種類か組み合わせてバランスよく設計することで、飽きのこない唯一無二の住宅に仕上がります。
ナチュラルな外観の家づくりでは、特に重要な印象を与えるパーツ決めで、色や素材のひとつひとつにこだわっていく姿勢が重要です。
ナチュラルな外観の家の実例紹介
最後に、おしゃれでナチュラルな外観を実現させた住宅の施工事例を3つ紹介します。いずれもシンプルながら、個性が光るこだわりが詰まっているとわかるでしょう。
吹き抜けで暮らすのびのび家族の家
こちらの邸宅は、シンプルモダンにこだわって白い外壁と長方形の形状を選択しています。
スッキリとした印象ながら、リズムよく設置された窓で単調なイメージを払拭しているのが魅力です。縦長や横長のさまざまな窓を組み合わせて、効率よく採光できる室内空間も作り出しています。
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個性が際立つ外観スタイル 人と空間がつながる居住スペース
アースカラーの外壁と縦長の窓が特徴的なこちらの邸宅は、個性的なデザインにとことんこだわって建てられました。深い軒で住宅にシャープな印象を与えつつも、周囲の緑と溶け込む自然な佇まいです。
内装も外観を意識しており、トイレには同じ色合いの塗り壁素材を使用するなど一体感のあるデザインに仕上がっています。
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昼夜で変わる表情がゲストを魅了する、街の別荘
こちらの邸宅は、住宅全体に自然感があふれる木の素材を活用しています。木目に水平なラインを意識した形状と石を組み合わせており、ダイナミックな印象です。
昼間はナチュラルでやわらかい雰囲気のなかで、四季の景観を楽しめます。一方、夜になると中庭がライトアップされて、大人の気品とラグジュアリー感があふれるモダンな空間に変わり、二面性を味わえるのが特徴です。
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ポイントをおさえてナチュラルな外観の家づくりをしよう!
ナチュラルな外観の家は、必要なポイントを意識して設計するだけで、おしゃれで飽きのこないデザインに仕上がります。ただし景観だけでなく、住みやすさも照らし合わせてバランスの取れた間取り設計をおこなうことも欠かせません。
ライフデザイン・カバヤでは、ナチュラル感のある美しい外観と快適な暮らし心地の両方を実現できる家づくりのお手伝いをしております。当社は、ナチュラルな家づくりのキーポイントである「木」を活用したデザインを得意としており、中国・四国エリアを中心に高い評価をいただいているのが強みのひとつです。
ナチュラルな外観の家づくりをご検討中でデザインや間取りに不安があるなら、ぜひ一度ライフデザイン・カバヤにご相談ください。