間取りやインテリアなど、すべてにおいて“シンプル”さを重視したというF様ご夫妻。18帖のLDKがより広々として感じられるのも、目線を遮るペンダントライトや吊り戸棚などをすべてカットして、“できるだけシンプルに”を追求したから。LDKは「広く、シンプルに」をモットーに、目線の高さのものを減らして圧迫感をなくし、天井まであるハイドアや大きな窓で縦のラインを強調。さらに、SNSで見つけた「ダウンライトの間隔をあけることで広く見せる」という工夫も取り入れ、徹底して“空間を少しでも広く見せる”アイデアを採用していった。お子様のお昼寝やお着がえなど、プレイルーム的にも利用する4.5帖の和室も、天井高の間口をフルオープンにすれば、さらなる空間の広がりが感じられる。

LDKにはコストパフォーマンスのよい「ガス温水ルームヒーター」を設置し、寒さ対策も万全。洗濯・乾燥機と洗面台の間には、作業台にもなる造作カウンターを設置。身長の違うお2人でも使いやすく、使い勝手の良い水まわりとなっている。

ブラックで統一したモダンな外観は、軒をしっかり出した瓦屋根なので、雨や汚れなどメンテナンス面でも安心。和室や勝手口、バルコニーや瓦屋根など、従来の日本の家の良いところを残しつつ、最新のエコ設備を取り入れながら、高気密・高断熱の性能で建てられた家は、“良いとこ取り”とも言える効率的なお家なのかもしれない。