広々とした室内空間で重視したのは、一つの大空間よりも空間がつながりあうという点だ。中庭テラスを囲むように造られたLDKは室内と室外のつながりが心地よくなっており、リビングは勾配天井になっているため高さ方向の開放感も感じられ、縦と横の広がりを感じることができる。モダンな雰囲気のある和室はデザイン的にもLDKとの一体感がうまく演出されている。個々の部屋に独立性を持たせることで、日常のあらゆる場面で生活リズムにメリハリが出るのも魅力的なポイント。また、つながりを重視した室内では家事や育児などの生活動線が良いのも特徴の一つであり、開放感のある大きな窓は日当たりが気持ち良く、日中には照明がいらないほど。また、屋根の形状はダイナミックで開放感のあるテラスが目立つ個性的な住まいだ。