注文住宅の概念を変えた設計士のアイデア。将来を見据えた心休まる平屋の住まい

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注文住宅の概念を変えた設計士のアイデア。将来を見据えた心休まる平家の住まい。

緑に囲まれ見晴らしのよい環境の中にあるM様邸。木質感のある広い軒が特徴の平屋で、さんさんと降り注ぐ光はL字型の大開口から室内に取り入れるだけでなく太陽光発電にも利用。
軒下には屋外での時間を楽しめるデッキを設置するなど、自然の恵みを存分に享受できる仕様となっている。

リビングは大胆な板張り天井で仕上げ、美しい木目の外観と繋がりを感じられる。木に包まれるような安心感と高級感のあるLDKは22.3帖の広々サイズで、キッチンとリビングの間をロールカーテンで仕切ることができる。
さらに、ご家族3人それぞれの個室と、通常よりひと回り大きいバスルームに、たっぷりの収納スペースまで実現。

家づくり当初に考えていたより少ない坪数とは思えないほど、限られた空間を最大限、広く有効に活用するアイデアが散りばめられた素敵なお住まいになった。

昼と夜で表情を変える、のびやかな平屋邸宅。

外壁は真っ白にして軒天のみ木目だったところ、もう少しアクセントをつけようと現在の形に。一見、ログハウス風にも見える印象的な木目づかいは、自然豊かな環境にもよくマッチしている。

外構や照明計画にもこだわった、美しい外観

玄関の壁面には、湿度を調整しながら消臭効果もあるエコカラットを使用。グレーのストーン柄で高級感のあるアクセントになっている。

土間収納は間口を大きく開け、玄関ホールの圧迫感をなくすことにも一役かっている。内部のハンガー・バーにコートなどの上着を掛けられるので、花粉やウイルス対策にもよさそうだ。

南西に大きな窓をL字に配置し、白い壁には白いサッシを合わせることで空間の広がりを演出。

リビングとダイニング・キッチンの間の天井に、埋め込み式のロールカーテンを設置して、客間としても使えるよう工夫した。

バーのようなハイ・スツールが並ぶカウンターキッチンは、調理の手元をほどよく隠してくれるデュアルトップ対面式。

「家族3人だから、そんなに広いテーブルでなくてもいいし、何より空間を広く使いたくて」と、キッチンとテーブルを横並びにした。その結果、ゆったりとしたスペースが生まれ、さらに、照明をダウンライトで統一したため視線が抜け、より広さを強調することに成功した。

ボウルとシンクが一体型の造作洗面台は、コテ塗りの風合いと高い機能性を併せ待つオルトレマテリア素材。

ご主人のご希望だったデッキには、今後テーブルやイスを設置する予定。夕日を眺められる最高のロケーションで、四季の移り変わりも楽しみながら良い時間を過ごしていただけそうだ。