TECHNOLOGY
安心・快適の技術
01より強く、より快適な家のための「2×6工法」
大きな構造材が生み出す2×6工法の強さ
一般的に2×4工法では、主に2インチ(38mm)×4インチ(89mm)の断面を持つ構造材を使用しますが、2×6工法では、2インチ(38mm)×6インチ(140mm)のより大きな断面を持つ構造材を使用。2×4工法に比べて、約1.6倍の厚さとなります。住まい全体で1.2〜1.4倍の材料を使用することで、強靭さだけでなく、断熱性も高めます。
【2×6工法とベタ基礎とは】
曲げ強度、圧縮強度を高め、高い耐震性を実現
2×6工法は、2×4工法と比べて、曲げ強度は2.5倍、圧縮強度は約1.6倍に。台風などの横からの揺れや、建物自体の重さや積雪など、上からの力に対しても高い耐震性を持つ住まいを実現します。
建物を面で支える地震に強いベタ基礎
基礎の立ち上がりだけでなく、底板一面をコンクリートで覆い、面で支える「ベタ基礎」を標準採用。地盤に対して建物の荷重が均等に働き、不同沈下で傾くリスクを低減。カビやシロアリ発生の原因となる床下の湿気対策にもなります。
耐震強度を生む接合金物
基礎コンクリートからのアンカーボルトと構造体をホールダウン金物で固定。上下縦枠の緊結などに帯金物を採用し、地震の激しい揺れに備えています。
02モノコック構造から生まれる地震に強い家
床・壁・屋根が一体となったモノコック構造の2×6住宅
モノコックという言葉は、自動車や航空機、新幹線などの筺体で使われる構造概念で、軽量で内部空間が広く取れ、しかも外部からの力に対して非常に強い性質を持っています。この利点を住宅に応用したものがモノコック工法といい、芯材と構造用合板を組み合わせたパネルで、床・壁・屋根が一体となった箱型の六面体構造を作り、地震や台風などの外力を面全体で分散するので、高い耐震性はもちろん、高い剛性を発揮して住まいを倒壊や損傷から守ります。
モノコック構造と振動実験
面が作る強固な構造、地震や台風に強い工法
古来より日本家屋に用いられてきた在来工法と呼ばれる木造軸組工法と違い、外来工法と言われる木造枠組壁工法は、規格統一による安定供給と工期短縮がメリットと言えます。耐震性も高く、壁と壁と繋ぎ合わせる構造体のため、気密性、断熱性にも優れています。グランヅは、この木造枠組壁工法の中でもより優れた特長を持つ2×6工法を採用しています。
三次元振動実験などで高い耐震性を実証
一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会が行った実験により、阪神・淡路大震災時における最大地動加速度で加振した場合、3階建てツーバイフォー住宅はほとんど損傷もなく、優れた耐震性能を発揮。協会で策定した家具の転倒防止策の効果も検証できました。さらに、新潟県中越地震の地震波を加振した際も、倒壊等には至らず、高い安全性が確認されました。
03「耐震等級3」仕様の住まい
耐震性に優れている住まいを表す「耐震等級」があります。
耐震等級には1~3段階の評価があり、3が最も耐震性が高く、「建築基準法の1.5倍」の耐震性があります。
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耐震等級1
=建築基準法の耐震性 -
数百年に一度程度の地震
(震度6強から7程度) に対しても倒壊、崩壊しない程度 -
数十年に一度発生する地震
(震度5程度) は住宅が損傷しない程度
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耐震等級2
=建築基準法の1.25倍の耐震性 -
1.25倍の地震に対して
倒壊、崩壊しない程度 -
1.25倍の地震に対して
損傷しない程度
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耐震等級3
=建築基準法の1.5倍の耐震性 -
1.5倍の地震に対して
倒壊、崩壊しない程度 -
1.5倍の地震に対して
損傷しない程度
※プランニングによっては耐震等級3の取得が難しい場合もあります。
※耐震等級3の取得には評価機関への申請及び認定が必要となり、別途費用が発生いたします。