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中庭にウッドデッキがおすすめ!メリット・デメリット、実例も紹介

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中庭は、自宅で過ごす時間をさらに充実させてくれる空間として人気が高まっています。とくに、中庭にウッドデッキを設置して室内と屋外に一体感をもたせるデザインは、より一層自然を感じられ、過ごし方のバリエーションも増やせます。

しかしながら、中庭にウッドデッキを置くことでプライバシーの確保に不安を抱く方もいらっしゃるかもしれません。

そこで本記事では、中庭にウッドデッキを設置するメリットやデメリットをわかりやすく解説します。中庭にウッドデッキを取り入れて、快適な生活を実現した住宅の事例も紹介していますので、間取りやデザインの参考にご活用ください。

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ウッドデッキとは?

ウッドデッキとはなにか?

ウッドデッキは、室内と庭をつなぐ役割をする、木材でできたテラスのようなスペースです。

耐菌性や腐食に強い天然木と耐久性の高い樹脂を組み合わせてできた「合成木材」が近年のウッドデッキには使用されており、足場をつけてフラットに設置するのが一般的です。

室内と屋外の間となる部分に設けることが多く、家族団らんの空間や家事をおこなうスペースなど、縁側のように扱えるため、日本の家屋にもよく馴染みます。ベランダ内にすのこ板を設置する「ウッドパネル」とは異なり、足場がある分セカンドリビングとして幅広く活用できるのが魅力です。

 

ウッドデッキを設置するメリット

ウッドデッキを設置するメリットとは

ウッドデッキを設置すると、生活の快適度が向上します。具体的にどのようなメリットが得られるのかをまずは見てみましょう。

 

室内と外をつなぐくつろぎスペースにできる

ウッドデッキは、家でゆっくりとリラックスできる「癒しの空間」として利用できます。リビングに大きな窓を設置してウッドデッキに出られるようにすれば、アウトドアリビングになり、風通しの良い空間が完成するでしょう。

テーブルやベンチ・バーベキューセットなどを設置すれば、外で楽しく食事も楽しめます。ほかにも、ハンモックやソファを置いて読書を満喫したり、昼寝をしたりとインテリアも変幻自在に変更が可能です。日頃の生活スペースとは切り離して、非日常な空間がほしい方にはとくにおすすめといえます。

また、狭小地で広々としたリビングを確保できない住宅でも、屋外空間を利用してスペースを上乗せできるため、実際の広さ以上に大きな部屋だと印象づけられるでしょう。

 

中庭にウッドデッキをつくればアウトドアなどの多目的に使える

中庭にウッドデッキを設置する場合は、さらにレジャー活動の幅が広がります。

例えば、キャンプセットを置いてグランピングをしたり、星空観察や花火を楽しんだりできるでしょう。なかなか遠出や外出が難しい家庭でも、家の敷地内でさまざまなアウトドアに挑戦できるため、家族全員にとってウッドデッキが思い出の場所になるかもしれません。

周囲からの目線が気にならないように対策を施せば、友人を招いてパーティを開催したり、子ども用のプールを設置して外遊び空間にしたりすることも可能です。また、ウッドデッキに鉢植えを置いて家庭菜園を楽しむ家庭もあります。

いつでも室内とウッドデッキを行き来できるのも、中庭にウッドデッキを設置するからこそ実現できることです。

 

物干しスペースとしても利用できる

ウッドデッキは、日常に彩りを加えるワンランク上のラグジュアリーな空間として捉える方も多いかもしれません。しかし、ウッドデッキは日常の家事を手助けしてくれる画期的な存在ともいえます。

とくに便利なのが、洗濯です。

洗濯物を干すときは、2階のベランダや1階の庭に持っていって干す家庭が多いでしょう。2階の場合は階段の上り下りが必要ですし、庭なら一度玄関で靴を履き替えなくてはなりません。服や下着ならまだ軽いものの、布団や大きなバスタオルを何枚も洗うときは、移動も少々大変です。

そのようなときにウッドデッキがあれば、洗濯機から取り出して干しに行くまでがワンストップなため、運ぶ手間が省けて大幅な時短につながり、雨のときもすぐに取り込めます。また、ウッドデッキ内に物干し竿を設置しておけば、いつでも布団や毛布など大きなものも干せて便利です。

 

ウッドデッキを設置するデメリット

ウッドデッキを設置するデメリットとは

一方、ウッドデッキの設置による弊害も少なからず存在します。よく聞かれる2つのデメリットをここでは紹介します。

 

定期的なメンテナンスが必要

ウッドデッキは、屋外に設置するものです。そのため、時間の経過とともに雨や風・雪にさらされて汚れてしまったり、傷んでしまったりします。木材の腐食や乾燥が発生したまま放置すると足場の安定性を保てなくなり、ケガや大きな事故につながる危険性も十分に考えられます。

それゆえ、こまめなメンテナンスや清掃は欠かせません。日頃から砂ぼこりが溜まらないよう掃除をしたり、雨で濡れたら拭き取ったりする必要があります。また、木材自体も徐々に経年劣化していくため、定期的に防腐処理の塗装や、傷んだ部分の張り替えも発生するでしょう。業者に依頼する場合には、その分のメンテナンス費用も上乗せされます。

 

周囲の視線に配慮する必要がある

ウッドデッキを使用する上で気になるのが、周囲からの視線やプライバシー確保です。ウッドデッキは一般的に1階に設置することが多いため、近隣の住宅や道路から中の様子が見えてしまうことがあります。家族でのレジャー活動や洗濯物干しといった生活の様子が周囲に知られてしまうと思うと、不安になる方も多いでしょう。

そこで、別途目隠し用のルーバーやフェンスを設置するといった対策を施します。また、ウッドデッキから不審者が侵入できないようにする防犯対策も必要です。環境によっては、センサーライトや防犯カメラ・音の出る砂利などの設置を検討してもよいでしょう。

ウッドデッキの活用で生活が豊かになる一方、プライバシーの確保や防犯面での対応が求められる点はマイナスとなるかもしれません。

 

中庭にウッドデッキがおすすめな理由

中庭にウッドデッキがおすすめな理由は?

ウッドデッキを設置する場合は、メリットの点でもお伝えしたとおり「中庭」に設けるのがおすすめです。

中庭であれば、周囲からの視線が気になるといったデメリットも軽減できます。とくに、コの字やロの字型の住宅に中庭を設置するのであれば、プライバシーは確保したまま、ウッドデッキで好きな活動を楽しめるでしょう。

また、中庭は室内に明るい光ややさしい風を届けてくれる空間として活用できるため、カーテンや窓を開けたまま過ごせる点も魅力的です。

中庭ではない部分にウッドデッキを設置した場合には、室内が見えないようカーテンを閉めて過ごす家庭もいるかもしれません。しかし、中庭なら外から見えにくい部分に開口部を作る間取りが可能なため、ウッドデッキと中庭双方の魅力を活かしてのびのびと過ごせるでしょう。

 

ウッドデッキのある中庭の実例

ウッドデッキのある中庭の実例を紹介

最後に、中庭にウッドデッキを取り入れた住宅の施工事例を紹介します。デメリットを軽減できるように工夫された、デザインや間取りにも注目してご覧ください。

 

中庭と薪ストーブのある、暮らしのなかに憩いの時間が生まれる平屋の空間設計―

中庭と薪ストーブのある、暮らしのなかに憩いの時間が生まれる平屋の空間設計を!

こちらの邸宅は、住宅をコの字型にして中庭とウッドデッキを設置しています。目隠し効果のためにルーバーを設置しており、プライベート感をさらにアップさせているのがポイントです。

ウッドデッキは、子どもの遊び場や物干しスペースとして多目的に活用され、室内からもスムーズに出入りできるよう設計されています。家族の成長や快適性にもこだわって仕上げられた中庭とウッドデッキは、室内外をつなげる特別な空間としてアクセントになっています。

 

事例詳細ページはこちら

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紡がれた家族の絆を守り継ぎつつ 自分達らしく伸びやかに住まう 大空間のLDKを実現した平屋住宅

紡がれた家族の絆を守り継ぎつつ 自分達らしく伸びやかに住まう 大空間のLDKを実現した平屋住宅を!

落ち着いた佇まいのこちらの平屋邸宅では、木々に囲まれた中庭に広々としたウッドデッキが設置されています。

ウッドデッキに面して設置された大きな縦型の窓で、室内にも効率良く光を届けられる設計です。また、ウッドデッキには段差をつけて、そのまま庭にも出られるよう工夫されています。

機能面のみならず、美しい眺望も存分に楽しめるアイデアがちりばめられた邸宅です。

 

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紡がれた家族の絆を守り継ぎつつ 自分達らしく伸びやかに住まう 大空間のLDKを実現した平屋住宅

 

ウッドデッキのある中庭をつくるならライフデザイン・カバヤがおすすめ

ウッドデッキのある中庭をつくるならライフデザイン・カバヤがおすすめです!

中庭にウッドデッキを取り入れると、家での過ごし方も充実します。しかしながら、デメリットにも配慮して間取りやデザインを考えることも大切です。

理想のウッドデッキや中庭を設計するなら、知識が豊富なライフデザイン・カバヤにお任せください。当社は、木材の風合いを生かしたエクステリアや間取り設計の実績が豊富で、中庭やウッドデッキの設計アイデアも多数ご提案できます。

まずはお気軽に疑問をご相談ください。

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