Column コラム
2階建ての注文住宅でおすすめの間取りは？実例や快適に暮らすポイントを紹介
2階建ての注文住宅を建てる際には、さまざまな希望やアイデアが浮かんでしまい、間取りが決めきれないと悩む方も少なくありません。
しかし、2階建てを建てるときにこそ取り入れるべき間取りも実は存在しているのです。
そこで本記事では、2階建ての注文住宅におすすめの間取りや、間取り設計のポイントを詳しく解説します。実際の施工事例も紹介していますので、間取り設計でお悩みの方はぜひお役立てください。
2階建ての注文住宅におすすめしたい間取り
早速ですが、2階建ての間取りを考える際におすすめな間取りを4つ紹介します。
ご家庭のライフスタイルに合わせて、必要なものを取捨選択してみましょう。
ビルトインガレージ
ビルトインガレージは、1階部分にガレージを設けるスタイルです。
愛車を青空駐車することに不安があるなら、ガレージの導入で不安点は解消できます。たとえば、雨風や雪などから愛車を保護でき、盗難やいたずらの防止対策としても有効です。
また、ガレージの用途は車やバイク、自転車の保管だけにとどまりません。趣味を楽しむ場所やホームパーティを開くイベント空間、アウトドア用品や季節用品を保管する収納庫としても利用できます。
ビルトインガレージと室内のつながり部分を工夫すれば生活動線の向上にもつながり、おすすめです。たとえば、帰宅してすぐに買い物の荷物をしまえるよう、キッチンやパントリーに入る出入り口を設置するのもよいでしょう。
ビルトインガレージは生活空間が圧迫されるイメージをお持ちかもしれませんが、活用次第で通常の2階建て住宅よりも快適な暮らしを実現できます。
総二階
総二階は、1階と2階の間取りを同じにする建築手法です。住宅の形状がシンプルになるため、建築コストや工期も短縮できます。
柱や壁の位置も同じなので、住宅に安定感が生まれ耐震性も強化できるでしょう。また、外壁面積が小さくなることで、断熱性や気密性の向上にもつながります。
ただ上下階で間取りが同じだと、デザインの幅が狭まると考える方もいるかもしれません。
総二階は、中央部分に余白が生まれやすいため、工夫次第では吹き抜けやスキップフロアなどの間取りを取り入れることも可能です。
建築費の大幅なコストダウンを実現しつつも、独自性のあるデザインを楽しみたいなら、総二階は向いているでしょう。
吹き抜け
吹き抜けは、1階から2階の天井まで視界が広がるようにして、床のない空間を作る手法です。リビング設計によく取り入れられています。吹き抜けを活用するとリビングが実際の大きさよりも広く見えて、開放的な印象になるでしょう。
日当たりの悪い立地でも、吹き抜けがあれば高い位置に窓が設置でき、上部から自然光を取り込んで明るい空間にできます。さらに、窓を開閉タイプにすると換気もしやすくなるため、風通しの良いリビングになるでしょう。
吹き抜けがあるリビング空間では、階段もセットで設置する「リビング階段」が人気です。階段を設置することで、よりおしゃれで一体感のある空間に仕上がり、階段を利用する家族とのコミュニケーションを増やすことにもつながります。
スキップフロア・ロフト
スキップフロアやロフトは、同じ空間内で段差をつけてある空間のことです。縦の空間を利用するため、床面積の節約につながり、効率のよい間取り設計が実現できるでしょう。
たとえば、リビング内で段差を付けた空間を作った場合、別の個室のように分割して使えたり、中二階のように演出できたりします。スキップフロアを設置しているリビング自体にも立体感が生まれるため、広々とした空間に見せることが可能です。
キッチンとダイニングの間にスキップフロアを設置するスタイルもよく見られます。ダイニングスペースが別の空間として扱えるため、キッチンと分離させたリビングとしても活用できるでしょう。ほかにも、スキップフロアを収納庫として利用するスタイルなど、用途に応じてさまざまな組み合わせを楽しめます。
快適な2階建て住宅を作るポイント
ここからは、さらに快適な2階建て住宅を建てるためのポイントを見てみましょう。
間取りのこまかい部分まで配慮することで、より満足度の高い住宅に仕上がります。
収納スペースを十分に用意する
住宅を建てるときに、広い収納スペースを確保することは欠かせません。
そして1階と2階のどちらかに収納が偏ると、家事の非効率化につながり、暮らしやすさも一気に低下してしまいます。そのため、上下階の収納スペースをバランスのよい配分で分けることが重要です。
たとえば、お風呂場や洗面所にランドリールームやファミリークローゼットをまとめて設置し、2階には普段利用しない季節品を収納できる納戸や個室クローゼットを設置するのもおすすめです。ほかにも、玄関にはシューズクローク、キッチンにはパントリーなど、家事動線に合わせて適切な収納スペースを設置することが大切です。
階段を上り下りすることも想定し、しまう物の重さや使用頻度で収納スペースの用途を決めるのもよいでしょう。
老後は1階部分で生活が完結できる間取りにする
2階建て住宅で必ず発生するのが、階段の上り下りです。収納スペースに物をしまうときにも階段の存在は考慮すべきですが、それだけでは足りません。
階段を登るのが難しい状態になれば、部屋を移動するのも、家事をこなすのも一苦労です。家族の介護が必要な場合は、2階に個室があると介護もままなりません。そのため、自分や家族の老後まで見越して全体の間取りを考えましょう。
たとえば、老後はあまり階段を上り下りしなくて済むように、1階部分にすべての水回り設備や寝室をまとめておくなどが挙げられます。2階に客間や子ども部屋、収納スペースを置いて、1階を広々と使う方法もあります。また、将来的にスロープや手すりの設置などのリフォームが発生する場合もあるため、1階の玄関や廊下は空間を広めに取っておくなどの対策もよいでしょう。
生活音やプライバシーに配慮する
2階建て住宅でよく挙げられるトラブルが、家族の生活音や存在感によるストレスの増加です。
建築の構造上、2階からの音を完璧に遮音するのは難しいといえます。同居している以上、どうしても2階や隣接する部屋から足音や話し声などが聞こえてしまうからです。
そこで、防音やプライバシーに配慮した設計も欠かせません。上階からはもちろん、隣の部屋からも音が聞こえにくくなるよう、防音性が期待できる床材や壁材を利用するのもよいでしょう。
また、上下で重なりがある部分の間取り配置にも気を配ります。たとえば、1階にリビングや寝室を置き、2階に子ども部屋やトイレを置いた場合には、子どもが遊ぶ音や流水音が気になって、落ち着いて過ごせないかもしれません。そのため、ハウスメーカーとも相談しながら最適な間取りや防音対策を考えましょう。
2階建て注文住宅の施工事例を紹介
最後に、2階建て注文住宅の施工事例を3つ紹介します。
どのような部分を重視して設計しているかに注目しながらご覧ください。
四角い箱を積み重ねたような形が特徴的な2階建て住宅
こちらの邸宅は、キューブが積み重なっているように建てられた2階建て住宅です。印象的な外観が目を引きますが、間取りや内装にもこだわりがつまっています。
中央のくぼみ部分にはルーフバルコニーを設置し、プライバシーを守りながら家族が思い思いの時間を過ごせるよう設計されています。また、窓を規則的に並べることで、各部屋の内装にも一体感をもたらしています。
事例詳細ページはこちら
キュービックフォルムが重なるスマートな家 施工事例を参考に理想の我が家を実現
リビングが広いカフェテイストな2階建て住宅
こちらは、リビングにこだわって建てられた邸宅で、広々とした空間演出が印象的です。
家族が顔を合わせる機会が増えるよう廊下を極力減らし、約20畳もの空間を確保しています。木目の床や天井と白い壁の内装で統一し、カフェのようにくつろげるリビングを実現しました。
事例詳細ページはこちら
リビング広々、くつろぎカフェテイストの家 評判のよさにも納得の住み心地
室内から車が見れるスタイリッシュな2階建て住宅
こちらは、ビルトインガレージを採用した邸宅です。リビングからガレージが見えるように設計されており、まるでショールームのような雰囲気を味わえます。
ガレージに合わせて、リビング内の内装にもシルバーやブラックを取り入れており、スタイリッシュかつ一体感のある空間に仕上がっているのが特徴です。
事例詳細ページはこちら
2台分のガレージをスマートにビルトインした家 開放的な空間づくりで広がり感をプラス
こだわりの2階建て住宅ならライフデザイン・カバヤにお任せください
2階建ての注文住宅は、間取りの選択肢も多く迷ってしまいがちです。しかし、長期的な目線で実際の生活を想定しながら決めていくと、本当に必要な設備や間取りを考えられます。
もし間取り設計についてお悩みなら、ライフデザイン・カバヤにお任せください。
当社は、中四国を中心に住宅品質・アフターフォローの満足度において、お客様から高い評価をいただいており、実績も豊富です。（※中国ブロックビルダーランキング6年連続1位。2016〜2021年度、住宅産業研究所調べ）
こだわりやこまかな希望にも柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
