お子様が生まれたこともあり、より良い環境に引っ越したいと考えていたM様ご夫妻。どうせ住み替えるのなら、これを機にマイホームの購入を、と考え始めたそう。当初はマンションも視野に入れていたが、これからのお子様との生活を考えると、周りを気にせず、のびのびと過ごせる庭付きの一戸建てが理想的だった。

そんなM様邸は、インテリアがお好きなご主人が選んだヨーロッパの名品家具がそろうLDKに、奥様とお子様がくつろいだり遊んだり着替えたりもできる、小上がりの畳コーナーをプラス。背の高い家具や家電をなくした計24帖のLDKは、より広々と感じられる。畳コーナーやお子様用の洋室には、間仕切り用の天井下地を入れて、将来的にいつでも変更できる仕様に。
トイレにも手すり用の下地を付けて、今後のライフスタイルの変化に合わせてカスタマイズできるように、先のことも考えて設計されている。

家事動線もできうる最短距離を取り、便利な時短家電も導入して、おなかの大きい奥様の大きな助けになっている。脱衣所の洗濯・乾燥機の隣には、1750㎜の広い造作カウンターを設けて、下にはチェストを置き、「たたむ→しまう」をこの部屋で完結。軒をなくしたり、トイレの外に手洗い場を設けたりと、固定資産税をコストカットするなど、節約できるところは工夫して、こだわりたいところに予算を当てた。

遮熱効果の高いガルスパンの外壁をはじめ、窓枠からカーポートまで、清潔感のある爽やかな白で統一。
白色が好きな奥様とインテリアが好きなご主人が、お互いを尊重し合った想いが形になって、個性的なインテリアがやさしく調和した、やわらかな光に包まれるような平屋の家が完成した。