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Works 施工実例

  

“抜け感”が空間の広がりを生み出す、プロの視点を活かした“家事ラク動線”の社員邸。

戸建て住宅
シンプルモダン 子育てに優しい家 和室

施主様は、2015年から採用を行っているライフデザイン・カバヤの社員大工の第1期生。同期の仲間たちが次々にマイホームを建てるのを目の当たりにして「やっぱり自分の家を持つっていいな」と改めて感じ、「自分も!」と家づくりへのボルテージが一気に上がったそう。社員大工として数々の家を手がけてきたが、自らの住まいを建てるにあたり、参考にしたい事例が多すぎて迷うこともあったため、同期の営業担当者や設計士、コーディネーターなど、みんなの力を借りた。

「家事や掃除のしやすさ」をメインテーマに、収納スペースを十分に確保し、床にモノを置かないスッキリと暮らせる家を目指した。フルタイムで働く奥様の負担を軽減するため、動線の工夫によって家事がスムーズに進められる間取りを採用。玄関から廊下を通って、パントリーとキッチンへは扉がなく一直線なので、両手に荷物を持っていてもスムーズに移動できる。バスルーム直結のランドリールームには、L字型のカウンターと室内干し竿を設置し、洗濯から乾燥、収納まで1ヵ所で完結。隣はウォークイン・クローゼットで、日常使いの服はここに全部入っている。

さらに、視覚的な“抜け”を活かして、LDKの広がりをさらに際立たせる工夫を随所に散りばめた。通常より細い幅で圧迫感を軽減した下がり天井や、床の間を備えた小上がりの和室、ステップ下部が見える「ひな壇階段」など。壁際に4つのスポットライトを配置し、陰影を活かして立体感を演出。将来、お子様の勉強を見守りながら家事ができるように、カウンターデスクも設置した。

色づかいにもこだわり、内外観は白とグレーをベースに、黒やダーク系の木目をアクセントに効かせた。1階は落ち着いたダーク系のインテリア、2階はライト系の木目を使い、階ごとに異なる雰囲気を楽しめるようにした。ご主人の趣味部屋である3帖の納戸には、ブラックの天井、ブルーの奥壁、グレーの側壁を組み合わせ、ヴィンテージ小物を飾りながら収納。

玄関や外観は、石目調の壁や本物の石を用いた門柱などを使って、高級感と重厚感のあるデザインに。夜間ライトアップ時には、割栗石の立体感が陰影を生み出し、幻想的な雰囲気を演出している。

今後は、キッチンや玄関のスポットライト下に絵を飾るなど、住みながら工夫を重ねていく予定だという。プロの視点と経験を活かした家づくりは、これから住まいを考える人に多くのヒントを与えてくれるに違いない。