大井川鐵道 【7】
しばらくぶりに、大井川鐵道のお話しの続きです。
大井川鐵道の鐵の字は難しい字ですよね。
通常なら、大井川鉄道と書きますが、
鉄という字は、金(かね)を失う。と書いて鉄だから
鐵の字をあてて、社名にしたのだそうで、
縁起かつぎにしても、会社を良くしたい
という、こだわりなんでしょうね、
接岨峡(せっそきょう)温泉駅の中です。
降りたのは私一人でした。
ややご年配の駅員さん(駅長さん?)がいらっしゃって
少しお話をしました。
明日は一番の列車で、尾盛駅(おもりえき)に
行く予定、とお伝えしましたら。
「あそこは、何んにもない。」
「それより、せっかく、朝一番に行くんだから、
その先にある、鉄橋の朝の眺めが、ものすごくいい。」と、
アドバイスして下さいました。
尾盛駅は秘境駅なのですから、何んにもないのが
https://lifedesign-kabaya.co.jp/reform/blog/?p=848
気に入って行くのですから、それはいいのですが、
「鉄橋の朝の眺め」 には、つい惹かれました。
鉄橋とは、日本一の高さの、さっき通った鉄橋のことでした。
地図を下さいました。
関の沢鉄橋というんだ。
これは、駅に貼ってあった地図です。
森林露天風呂です。
今日、泊まる予定の民宿です。
接岨峡温泉駅を出て目の前にありました。
手前の広場が駅前広場なのです。
一旦、玄関に入って、ご挨拶をして、
「予約していた菊政です。」
「予定通り、18時30分には戻ってきまーす。」
とお伝えをしました。
愛想よく接して下さいました。
宿を出て、少し歩いてみようと思いました。
駅の踏切を越えて下に降ります。
吊り橋が連なったハイキングコースが
あるようなので運動を兼ねて歩いてみました。
しばらく歩くと橋が見えてきました。
河の反対側に吊り橋がいくつも連なっていました。
まず、大きな吊り橋を渡るのですが、
楽器のようなものがありました。
ここからが、コースの始まりだ、
左の欄干に張り紙が、
ハチの巣があるんだ。
私は蚊になら、刺されても全く腫れないのです。
ハチに刺されても、痛いですけど、あまりダメージがないのです。
でも、スズメバチは怖い。
ふつうのハチなら、静かにそっと進んで、
スズメバチだったら、ずりずりと後ずさりして帰ろう。
と決めました。
このブログをしていて気付いたのですが
キズバンドで貼ってありました。
橋の上からです。
駅は左上に写っています山の向こう側です。
左に進みます。ラブロマンスロードだ。
坂を上がって、
吊り橋が現れました。結構長い。
渡りました。
吊り橋というより、階段。
赤い橋が見えだしました。
ここだ。
ハチが飛ぶ音もしませんし、
姿も今のところ見えないのです。
かみきり虫。
赤い橋を渡りました。
なにも起きませんでした。
今度は下り。
結構距離がありますし、上下もあリました。
上り。
ながーい吊り橋です。
日本一長いか、なにか、いわれがあった橋と
思うのですが詳しくはわからないのです。
渡ります。
吊り橋の床は、すのこ状に板が並んでいるイメージですが、
床が階段になっています。
左上に、小さく列車が写っています。
明日の一番列車と思います。
登って。
下って、
終わりました。完歩です。
ふり返って見ています。
刺されなくてよかった。
左に曲がります。
大井川に架かった橋を渡ります。
森林露天風呂の建物と列車が見えます。
カーブの先がさっきの橋です。
左の坂を上がって
接岨峡温泉駅です。
少し暗くなってきました。
立派なゆりの花です。犬さんもお出迎え。
チェックインして、
(菊政でーす。よろしくお願いしまーす。と
言っただけですが。)
お部屋に案内して下さいました。
お部屋からの景色です。
お母さんと娘さんで運営されているようで、
お2人とも、終始明るく、気持ちよい応対をして下さいました。
温泉に入ってお部屋でゆっくりしていましたら、
「お食事の用意ができました。」
お声を掛けて下さいました。
夕御飯です。
ごちそうです。美味しくいただきました。
普段、ご飯は一膳と決めているのですが
おかわりしました。
おかずは必ず完食します。
左上のすき焼きのお肉が、見た感じは
牛肉に似ていますが、やや色が濃く
味わい深いと思いましたので
後でお尋ねしましたら、しし肉だそうで
野生の”いのしし”のお肉なのです。
お魚は、これも天然の、”いわな”だそうです。
食事をすませて、お部屋にいましたら、
娘さんが、「蛍を見に行きませんか。」と
声を掛けて下さいました。
「行きます。お願いします。」
すごい、なんと親切な、と思いました。
マーチを娘さんが運転して、お母さんが助手席に乗って
私は後ろの席に乗せて頂きました。
五分ほど、やや細い道をゆっくり走って着きました。
デジカメの感度をむりやり上げて写してみました。
静かなひとときでした。
宿に帰りました。
犬さんがお出迎え。
旅の一日目が楽しく終わりました。
おしまい。おしまい。