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2015.11.25

薪ストーブ 始動!

STAFFBLOG

こんにちは、菊政です。

先日、営業の人見さんが担当させて頂いたお客様の

薪ストーブの火入れに立ち合わせていただきました。

弊社が発行しています、ビーブルアンサンブルの表紙を飾って下さったお客様です。

 

ご主人の長年の夢だった薪ストーブです。

火入れにあたって、メーカーの方が説明と実演をしてくださいました。

 

ご主人も真剣に、

 

まず、この銀色の丸い蓋を開けて、

(ずっしりと重いのです。本体と同じ鋳物で出来ています。)

 

排気を浄化するための触媒だそうなのです。

 

「白金パラジウムを触媒に使っていて煙に含まれる微粒子を除去する。」メーカーの方

 

燃焼室の上の板をバッフル板と云うそうで

煙を一旦ここに当てて完全燃焼を促進させる。

触媒を使うのは、アメリカ式で、

バッフル版は、ヨーロッパ式だそうで、

ここのメーカーは、

「バッフル版+触媒=ハイブリッド式」

 

この純正の触媒はアメリカで作っているけど

「薪ストーブのオーナーさんには市場価格の半額くらいで供給します。」

 

「ここ(スノコのようになっている底面)から、2,3センチくらい灰がたまるくらいがいい。」

煙突の長さが5m以上要るのは、

”ドラフト効果”といって上昇する風の流れを作るためだそうで、

「台所の換気扇を回す時には、負圧で逆流しないようにどこかの窓を開けておいてほしい」

「薪ストーブで一番大事なのは樹種よりも”乾燥”」だそうで、

乾燥が不十分だと小口(木の切り口)から、ぶつぶつと水分が出る。

そうすると水分を蒸発させるために大量に熱を消費する(気化熱のことのようでした)ので

効率がずいぶん悪くなるし、煙突にタール状のものが付着する原因になる。」そうで

 

このくらいの木だと1年以上乾くのにかかる。

それから、

杉は軽くて扱いやすいし目が詰まっていないの燃えやすい。

 

この薪ストーブはすぐに燃えないように工夫していて

ローコストの薪も使える。

(なぜなのかは訊かずじまいなのです)

乾燥には日当たりだけでなく風通しも重要。

 

ここが2重になっているのは、

下側の煙突が熱で収縮しているからで

3ミリくらい上下しているので年月が経つと線が付く

隙間があるけどここからは煙は出てこない。

(上昇気流の効果のためのようでした)

もしここから煙が出たら煙突が詰まっている。

乾燥した木を燃やしていたらススは付かない。

いろいろ説明してくださいました。

いよいよ火入れです。

最初は細めのものから始めて、

 

薪の量は目分量で半分くらいまでで

最大で3分の2くらいまで、

 

薪ストーブ用の温度計です。

「最高250度から300度くらいになる。」

 

まず、ここ(バッフル板)を温める。

煙突も温もることで上昇気流が発生する。

(なるほどおおお、と思いました)

着火!

 

初火入れです。

 

成功。

 

じわーっと温かいのです。

薪ストーブの存在感、

楽しさ、

期待、

独特の温かさ、

すばらしいです。

「新しいので、200度くらいまでで、2~3日続けてくださいね。」メーカーの方

一通りすんだあと、

なんと、

 

ご主人が手作りのカレーをご馳走してくださいました。

お食事までも、ほんとうにありがとうございます。

 

おいしいです。

 

では、また、菊政でした。

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