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2011.10.27

おかえり、はやぶさ

STAFFBLOG

こんにちは、菊政です。

 「はやぶさ」に会ってきました。

倉敷科学センターで、特別公開されています。

今日、27日(木)からですが、

待ちきれず、昨日26日にも行ってみたのです。

結構、たくさんの人でした。

カウントダウン、

あと、1日

「はやぶさ」本体(実物大模型)はすでに、展示してありました。

写真を写してもいいそうですので写しました。

はやぶさを、何十億キロも推し続けてくれた、

超省燃費の、イオンエンジン。

ご存じ、太陽電池パネル。

遠い彼方の、はやぶさと、地球との交信をしてくれた、パラポラアンテナ

帰還カプセル。

 

特別展示は、やはり昨日はまだ観えませんでした。

夜、9時まで開いているので、

さっき行ってきました。

とっくに、日が暮れているのに、

たくさんの人でした。

この特別展示室の中に、

「はやぶさ」が、居るのです。

宇宙を何十億キロも旅をしてきた、

帰還カプセルや、降下用のパラシュートや

カプセルの中の、電子回路で、

まさしく、帰還した「はやぶさ」です。

今日は、ついに、「はやぶさ」に会えました。

15分の帰還編の映画も観ました。

寄せ書き。

 

2010年6月13日

はやぶさの、帰還用カプセルは、見事

地上に到達したのです。

けれど、

はやぶさ本体は、大気との摩擦で燃え尽きてしまいました。

もともと、はやぶさ本体は地上に着陸するようには

設計されておらず、辛いことではありますが、

大気との摩擦で燃え尽きる運命でもあったのです。

NHKで以前に放映された、はやぶさの特集番組の

最後のインタビューの中で、プロジェクトのリーダーの方が、

「帰還用カプセルを、確実に地球に届けようとすれば、するほど、

はやぶさ本体は失われなくてはならない。やるせない。」

と、おっしゃっておられました。

この時の「やるせない。」の言葉が、とても印象的でした。

大気圏に突入するための、軌道が定まった時点で、

はやぶさは、その「任務」のほぼ全てを終えたのです。

しかし、プロジェクトのメンバーは、「はやぶさ」のための、

1つの、特別な「課題」を用意していたのです。

「せめて、はやぶさに故郷、地球の姿を観せてあげよう。」と、

すでに、ほとんどの機能を失っていた、はやぶさは、

何度も、何度も、姿勢を変えながら、

カメラを故郷「地球」に向けたのです。

そして、

はやぶさは、ついに自らの眼で、故郷「地球」を観たのです。

http://hoshizawa.no-ip.com/j-sky/jp/2010/06/post-132.html

はやぶさが観た、故郷「地球」です。

とても、とても、美しい写真だと思うのです。

はやぶさは、私たち日本の、たくさんの人を

奮い立たせてくれました。

はやぶさが、遺した美しい写真。

私は、いつになったら、こんなに美しい写真が、

写せるのだろう。といつも考えるのです。

はやぶさは、私に「目標」までも、

残してくれたのです。

 

おしまい。おしまい。

 

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