瀬戸内海の多島美を眺めながら日常を豊かに過ごすための住まい

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瀬戸内海の多島美を眺めながら日常を豊かに過ごすための住まい

牛窓の海が見える高台にある白亜の城塞のような建物は、塗装業を営むT様邸。お子様たちが成人され、お仕事も一段落して、ようやく手に入れたゆとりある時間を有意義に過ごすための家だ。“海が見えるロケーション”で“人を招く、人が集う”というT様ご夫妻のイメージが結実し、形となったこの場所は、約600坪の敷地面積を誇る広々とした邸宅だ。ご主人の車のコレクションとブリーダーでもある奥様のご趣味を日々の生活の中で存分に満喫できる、大きなビルトインガレージと本格的なドッグルームも完備。ライフデザイン・カバヤの匠たちが集結して“オール・カバヤ”で挑んだ一大プロジェクトとなった。

ビルトインガレージと1階の天井をフラットに納めるところ、2階のオーバーハング部分と下屋根の軒天をフラットに納めるところは構造の検討を入念に実施

お庭には開放的なドッグラン

大型ドライヤーを備えたトリミングルームと、ゲージで仕切られたドッグルームを完備

広いビルトインガレージを備え、いつでも愛車を愛でることができる

どの位置から海がどう見えるか、建築前に足場を組み、景観を確保することから始まったプラン作り。前島と小豆島を視線の中心にすると構図が美しく見えることがわかり、それを手掛かりに建物の角度と窓の位置を決めた。

T様が唯一ご希望された“ヴィトラのリクライニングチェア”に合うようにインテリアを構成

広い42帖もの空間をシンプルになりすぎず、また騒がしく派手にならないよう調整

白基調のインテリアでもファブリックやレザー、ガラスなど異素材を組み合わせて変化を出すことで緊張感を伴いがちな白い空間でも落ち着ける場所になった

2階にはゲストルームとバスルーム、シャワー室を用意

ゲストルームは畳敷きの和室で、「日常を忘れてくつろげるように」と天井照明は入れずに壁面の間接照明のみにした