平らぎ貝
こんにちは、菊政です。
貝柱食べてますか、
刺身で食べたり、焼いて食べたり、美味しいですよね。
貝柱の、もともとの貝を見せて頂きに
知人の伝手で、倉敷市の下津井の漁協さんに来ています。
漁協さんの船着き場からです。
下津井瀬戸大橋が見えています。
漁船が入ってきて、荷降ろしです。
ベルトコンベアーに、貝を載せて陸に揚げます。
漁船を見に行きましたら、漁具がありました。
ロボットのような、頭から被る潜水具のようです。
ロープの陰になっていますが、
右側に大きな、重り(たぶん)が付いた、靴が見えます。
TVでは見たことがあると思うのですが、
これで実際に、活動されてるんだ、
冷たいでしょうし、大変なお仕事と思のです。
荷降ろしがすみましたら、休む間もなく、
岸から離れて出発されました。
みなさんで、作業開始です。
熱心に手際よくされています。
貝柱に付いている、へたの様なものを取るのです。
お尋ねしましたら、
内臓の一種だそうで、これを取らないと
傷みやすくなるのだそうです。
取れたら、流水できれいに洗います。
第一田之浦吹上漁業協同組合さんです。
シャッターは寒いので、車の出入りのときだけ、
開け閉めされていました。
次の漁船が入って来ました。
平らぎ貝です。
大きいのです。
それに三角の形で、イメージと違いました。
ハマグリを大きくした丸いような形の貝で、白っぽくて、
大きさも、もう少し小さいものをイメージしていました。
思ったより、武骨な感じがしました。
手前に並んでいる2つの貝は、同じ平らぎ貝でも
種類が違うそうで、貝殻に縦に線が入っているのと、
線がほぼ無いのとの違いのようで、味も違うのだそうです。
貝柱の見た目は同じですし、混ざると判らなくなるので、
分けることなく、そのまま出荷するのだそうです。
どう違うのかお尋ねしましたら、どうやら、
コリコリとした食感が、十分あるのと、普通にあるのとの
違いのようで、説明して下さった漁協の方も
うまく説明しにくそうでした。
わざわざ、開いていない平らぎ貝を準備して、
開く様子を見せて下さいました。
右上に写っている、薄い鉄のヘラのようなもので開いていました。
貝柱が出てきました。
作業完了。
ほんの数秒のことでした。
貝に、薄く貝柱が残っています。
貝柱は、貝を開け閉めするための筋肉だと思うので
貝に強力にひっついていると思うのですが、
いつも見かける貝柱は、きれいに貝から取れているので、
以前から不思議に思っていたのですが、
取り外すのでなくて、切り取っていたのです。
納得しました。
重さを量って、袋に詰めて出荷です。
見たことない大きな貝柱です。
やはり、一般には出回らず、主に料理屋さんに行くのだそうです。
外観とは違って、なかなか綺麗な色の貝です。
下津井と言えば、”たこ” と思っていたのですが、
平らぎ貝でも、有数の漁場のようです。
これも初めて知りました。
おしまい。おしまい。