勝山の和菓子屋さん
こんにちは、菊政です。
勝山の町並み保存地区です。
暖簾(のれん)のかかる町並みで、なかなかいいとこです。
毎年行われる、ひな祭りでも賑わっています。
ときどき、ぷらり歩きしてます。
無料休憩所です。
町並み保存地区は、南北に500mくらいと思いますが、
その北の端に、無料駐車場があります。
車を停めて、南に向けて歩いています。
造り酒屋さん。
お土産物やさん。
勝山郷土資料館です。
ラムネ、涼しそう、
高田硯(すずり)店、
アンチークの小物もいろいろあって面白い。
郵便局。
個人で運営されている簡易郵便局でしょうか、
ランプのお店。
KEN工房
手作りのランプがいろいろあります。
ここも楽しい。
山陽新聞の勝山販売所を過ぎて
アンチークの小皿、
結局、買わなかったのですが、
かなり手が伸びたのです。
あった。
ここだ。
半分以上過ぎて、もう南の端に近い場所です。
いつも通りかかりに寄るので、
場所を意識したのは初めてでした。
ここ、ここ
「きくや」というお店です。
いつもの、佇まいです。
どれも、おいしそう。
どれも、美味しそうなんで、
どれもいいのですが、
決めないと食べられませんから、
「これとおー、これっ」
注文しました。
おお、
ここで食べる時には、
いつもお茶を出して下さるのです。
氷まで入れてくれて、
好感です。
「私は、ここに5回くらいは来たんよー」
と、つい話かけましたら
『覚えてないんよう』 と、すまなさそうに
おっしゃられたので、こちらが恐縮しました。
「前に、ここで造られていると聞いたんですが
どなたが造られているんですか」
お尋ねしてみました。
『私とお、娘で作ってるのよ、』
「じゃあ、奥さん、菓子職人さんなんだ。」
『ずっと、いつも同じことをしとるんよ』
時代にあわせて変えるのもいいけど
同じものを造り続けるのも大変。と、お話しをしてましたら、
『継続は力なりっ』 と、照れながらおっしゃられて
わたしにも、大いにうけました。
店の目の前のこの水路も、
以前は、石で出来た小さな自然の水路で、
ハエ(川魚のことで、標準語ではハヤと思います)や、
小さな魚が泳いでいて、
時には金魚が流れてきたりして、
今もいいけど、前はもっと風情があったのよおう、
戦後には、砂糖が貴重品で、
結婚式には、必ず和菓子が3品は注文があって、
それは、それは、忙しくて
羊羹も全部、手で練っていて大変だったけど、
昔は良かったねえ、、
いろいろお話しして下さいました。
お菓子を盛ってくださった扇がかわいいので、
思わず
「この扇、かわいいですね。」と申しましたら、
『娘がつくったんよお、』
写させていただきました。
反対に裏返して、
もう、1枚。
ご馳走様でした。
楽しいお話しもありがとう。
又、来ますね。
おしまい。おしまい。