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2011.04.26

朝光 Ⅶ

STAFFBLOG

こんにちは、菊政です。

倉敷市の水江というところに、

「水江の渡し」があります。

1925年に、洪水対策のために、

高梁川の流れを変えた時に

道路が寸断されたので、ずっと「渡し」で

通行を確保しているのだそうです。

私は最近知ったので、このように説明するのは、

やや、おこがましいのです。

先日体感してみました。

朝7時から、渡しが始まるそうなのです。

7時前に着きました。

対岸に道(市道)が見えています。

河ですが、この水面上に市道が繋がっているわけです。

7時に船頭さんが来られました。

「私は、本来の通行のために居るのではなくて、

乗るために、来させていただいたんです。けど、

乗せて頂けますか、」と、お尋ねしてみました。

快く、「渡し」て下さいました。

対岸に向かっています。

接岸。

この先の土手を過ぎて少し行くと、イオン倉敷があります。

当社、倉敷展示場のある、ハウジングモール倉敷もあります。

地図で見ますと、ここから約1.5kmくらいのとこです。

降りました。

後で教えて頂いたのですが、

河の水かさが増えても、水面がこの赤い線までなら、

特に学生さんは、渡してあげているのだそうです。

折り返します。

朝の光が水面に、きらきら反射していました。

 もとの、岸に戻りました。

渡るのでなく。乗ってしまったのです。

ありがとう。

100mほど内陸に、「水江渡船組合」さんの

小さな建物があって、

ここで、待機しておられる間、

いろいろ、お話しをして下さいました。

コーヒーも出して下さいました。

「渡し」は、旭川、吉井川は、すでに全て無くなっていて、

今残っているのは、高梁川のここだけだそうで、

県内唯一の「渡し」なのです。

最近、ブログで見た。といって、

四国や、関東の方が来られることもあるのだそうで

一昨年は年間400人くらいの利用者だったのが

今年の3月末までの1年間は、4000人くらいの利用者が

あったのだそうです。

できれば、文化遺産として残したい。とのことでした。

もう少しして、

8時ごろになると、学生さんが「渡る」そうです。

あっ、学生さん。

と、言われたと思ったら、早わざで自転車に乗られて

追いかけられ始めました。

自然もたっぷりでした。

存続のための署名簿がありましたので、署名して、

船頭さんに、お礼を申し上げて失礼をしました。

 

菊政

 

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