天然木のフローリングを使ったLDKは大きめの掃き出し窓から降り注ぐ自然の光のおかげで明るさいっぱい。家族が集える工夫を盛り込み、コミュニケーションを楽しめるようにプランニング。
のどかに広がる風景に映えるシンプルな外観。独特の屋根形状は小屋裏収納や採光プランに生かされている。M様邸に足を踏み入れると、建物に遮られているわけでもなく駅の近くでありながらとても静か。断熱・気密性の高い住まいならではの特長である。「住んでいた社宅が“THE☆昭和”って感じの建物で、壁が結露するような“じめじめ”どころでなく“びちゃびちゃ”の家だったんです」このままではお子さまの健康にも悪いと感じ、住まいづくりを開始。奥様の知人に社員がいたことからご縁があり、他社も回られたとのことだが最終的にお選びいただいた。土地選びまではスムーズだったが、宅地造成に時間がかかったため住まいづくりは約2年間と十分な時間。周りの方からもアドバイスをいただきながら、細かい箇所までさまざまにこだわったが、一本の芯は“家族が仲良くコミュニケーションを楽しめる”こと。子ども部屋はコンパクトにまとめ、勉強はキッチンカウンターで並んで行えるようにデスクとライティングを配置。ダイニング背面にはメッセージボードにも活用できる、天井いっぱいのホワイトボードを設置するなど、家族の毎日に配慮したアイディアが満載だ。
小屋裏収納って重いものや大きいものをしまう場所なので、しっかりした階段じゃないと危ないなって思っていたんです」通常であれば折りたたみ式はしごなどを設置するため不安定な場合が多い。スキップフロアのように設計することでご要望を解決。しまいっぱなしの収納スペースではなくなったため、用途が大きく広がった。
その他にも水まわりのサーキュレーションプランなどを盛り込み、家事のしやすさにも配慮。家族をさらに仲良くする、楽しいアイディアが満載の住まいができあがっている。