元々は新卒から８年間程、県外の家具屋で営業・コーディネーターとして働き、家具のレイアウト提案やカーテン・照明のプラン作成などをしていましたが、もっと前の段階から一人のお客様の生活空間づくりに携わりたいと思い始め、住宅メーカーのコーディネーター募集を探したのがきっかけです。

私たちの仕事は、営業・設計担当がお客様と間取りなどの打ち合わせした後から始まります。
まず外壁・屋根などの外装、フローリングや扉の色・壁紙などの内装をお客様の要望を伺いながら決めていき、その後、照明・カーテン工事、家具の提案を行います。専門知識ももちろん必要ですが、何よりいろいろとお話を伺うことが大切なのでお客様がリラックスして話していただきやすい雰囲気作りを心掛けています。

価値観や好みは人それぞれで時にはご夫婦同士で好みが大きく異なることもあり、住む方々の好みなどの違いをどうまとめるか折り合いをつけるかは難しいところです。そういった時に、コーディネーターとして間を取り持つようなご提案が出来るよう、常に新しい情報やトレンドを収集したり、素早くパースを描けたりなどのスキルを磨く努力や勉強は必要だと思います。

たくさんの思いや夢が詰まった家づくりは、大半のお客様にとって不慣れな打ち合わせの連続です。その中で私との打ち合わせを通して家づくりを楽しんでもらえて、お客様の好みに合った提案ができ喜んでいただけた時は、私としても嬉しい瞬間です。また、お客様・営業・設計・コーディネーター・積算・工事がチームとなって、１件１件をより良いものにしようと一緒に考える過程も楽しみのひとつで、無事形となって完成した時には、ホッとするとともにやりがいを感じています。

建築やインテリア業界は幅が広く奥も深く、何年経っても新しいこと続きです。仕事で自分が担当するカテゴリーや範囲に囚われず、常に周りから勉強をさせてもらう意識を持っておくことで、広い知識・広い視野を持ったコーディネーターになっていきたいと考えています。また、接客業に近い部署なので、女性ならではの目線や心遣いなどを忘れず、コーディネーターの立場からもライフデザイン・カバヤのファンを増やしていけたらと思います。

「長く続けられるか」「すぐに一人前の仕事が出来るか」など、心配や不安はたくさん出てくると思いますが、大切なのは、会社に入ってからの自分がどれだけその仕事に興味を持って学び、日々成長出来るかです。初めから全てが完璧に出来る人なんて居ないので、まずは興味を持った仕事を好きになって、楽しんで仕事が出来る場所（会社）を見つけてもらいたいですし、そういう職場作りをしていきたいと思っています。