マイホームの完成後、いよいよ迎えるのが「引き渡し」です。しかし、「いつ行われるのか」「当日は何をするのか」「トラブルは起きないのか」など、不安を感じる人も少なくありません。そこで今回は、新築注文住宅の引き渡しの流れと、後悔しないために知っておきたいポイントを解説します。

「引き渡し」とは?その前後の流れも知ろう!

注文住宅の「引き渡し」はゴールじゃない!事前準備や流れ、注意すべきポイントを解説!

引き渡し前後の流れは?

引き渡しとは、完成した住まいをハウスメーカー・工務店から施主へ正式に引き渡す大切な工程です。工事中の家は施主の所有ではなく、引き渡し日に建築費の残金を支払い、所有権登記をして初めて施主の家になります。
ライフデザイン・カバヤでは、引き渡しに先立ち「竣工検査・竣工立ち合い」を実施しています。建物が設計図や打ち合わせ内容どおりに仕上がっているかを確認するとともに、内外装や設備機器に不具合がないかをお客様と一緒にチェックします。気になる点や補修が必要な箇所があれば、この段階で確認・対応を行うことで、安心して引き渡しの日を迎えることができます。
引き渡し当日は、住まいの鍵をはじめ、「住まいのしおり」や各種取扱説明書、保証書などの必要書類が手渡されます。また、住宅設備の使用方法や日常のお手入れ方法について説明を受けるほか、電気・ガス・水道などのライフラインに関する案内も行われます。こうした引き渡しの手続きを経て、いよいよ新しい住まいでの生活がスタートします。ハウスメーカー・工務店による説明内容をしっかり確認し、不明点を解消しておくことが、快適な新生活への第一歩となるでしょう。

引き渡し前の竣工立ち合いでチェックすべきことは?

竣工立ち合いは、購入した建物の完成状態を施主がチェックする重要な機会です。住んでみてから後悔しないためにも、主に施工の不具合がないか、契約した仕様と合っているかをしっかり確認しましょう。その際、以下の点をチェックすることをおすすめします。

建物の外部(外側)

□外壁や屋根にひび割れなどがないか

建物の内部(居室側)

□床の傷や汚れ、きしみ音や傾きはないか
□壁紙に汚れや傷がないか、継ぎ目は目立っていないか
□ドアや収納扉の建付の不具合はないか
□キッチン・洗面台・トイレ・浴室などの排水に問題がないか
□照明の点灯に問題がないか
□間取りが図面通りになっているか

床下・小屋裏の点検口内部

□床下に漏水はないか
□床下の断熱材はしっかり設置されているか
□屋根裏に雨漏りの疑いがある染みがないか

引き渡し「当日」の流れは?

注文住宅の「引き渡し」はゴールじゃない!事前準備や流れ、注意すべきポイントを解説!

引き渡し当日は、何をするの? 一日の流れを知ろう!

それでは、引き渡し当日の流れを詳しく見ていきましょう。一般的には、次のような手順で進みます。

  1. 竣工検査時に見つかった補修箇所をチェック
  2. 住宅設備の説明を受ける
  3. 家の鍵や建築確認済証などを受け取る

1.竣工検査時に見つかった補修箇所をチェック

竣工検査・竣工立ち合いで指摘した補修箇所については、引き渡し前に修繕が完了しているかを最終確認します。また、補修作業の過程で新たな傷や不具合が発生していないかもあわせて確認します。気になる箇所や疑問点があれば、その場でハウスメーカー・工務店の担当者へ相談し、内容を共有しておくことが重要です。引き渡し後に安心して新生活をスタートするためにも、住まいの状態をしっかり確認し、納得したうえで引き渡しを迎えましょう。

注文住宅の「引き渡し」はゴールじゃない!事前準備や流れ、注意すべきポイントを解説!

2.住宅設備の説明を受ける

キッチンや浴室、給湯器、換気システム、防犯設備など、住まいにはさまざまな設備が備わっています。引き渡し時には、それぞれの設備について、ハウスメーカー・工務店から使用方法や日常的なメンテナンス方法の説明を受けます。設備を正しく使用し、適切なお手入れを行うことで、快適な住環境を維持しやすくなるため、不明な点があればこの機会に確認しておくことが大切です。また、取扱説明書や保証内容についてもあわせて確認しておくと、入居後も安心して設備を使用できるでしょう。

注文住宅の「引き渡し」はゴールじゃない!事前準備や流れ、注意すべきポイントを解説!

3.家の鍵や建築確認済証などを受け取る

すべての手続きが完了したら、最後に新居の鍵や重要書類を受け取ります。家の鍵は後にトラブルとならないよう、何本受け取ったかを必ず書面に残しておきましょう。

引き渡し時に受け取るもの

□家の鍵
□建築確認済証・検査済証(建築基準法に適合していることを証明する書類)
□住宅性能評価書(耐震性能などが記載された書類)
□保証書・取扱説明書(住宅設備の保証期間や使用方法が記載された書類)

引き渡し当日に必要な持ち物は?

当日に必要な持ち物は、事前にハウスメーカーの担当者に確認しましょう。

引き渡し時におすすめの準備リスト
□タオル、ハンドソープ、トイレットペーパー
 →引っ越し前でも、手を洗ったりトイレを使ったりする時に便利
□スリッパ
 →冬場の足元の冷えを解消。新居に複数の関係者が立ち入るので用意しておくと安心
□ハウスメーカーの担当者へのお礼
 →ちょっとした菓子折りなどを用意し、担当者に感謝を伝えたい人におすすめ

注文住宅の「引き渡し」はゴールじゃない!事前準備や流れ、注意すべきポイントを解説!

引き渡し後、引っ越しまでやるべきことは?

注文住宅の「引き渡し」はゴールじゃない!事前準備や流れ、注意すべきポイントを解説!

失敗しない引越し準備と新生活のコツ

引き渡し日が決まったら、引っ越し日も選定しましょう。「引き渡し日=自分の家に住める日」というイメージがあるかもしれませんが、引き渡し日に引っ越しをすると時間に追われ慌ただしくなります。引っ越し日、引き渡し当日ではなく1~2週間後に設定しておくと余裕を持って準備できます。引っ越しまでにやるべきことを解説していきます。

1.引っ越し業者を選び、手配する

引っ越し業者を選ぶ際は、複数の会社に見積もりを依頼し、料金やサービス内容を比較しながら検討することが大切です。引っ越し費用は依頼する時期や条件によって大きく変動するため、早めに情報収集を始めておくとスムーズです。特に、春の引っ越しシーズンや大安、午前中の時間帯は予約が集中しやすく、希望する日時を確保しにくい場合があります。引き渡し日が決まったら、余裕を持って引っ越し業者の手配を進めることで、新生活の準備を安心して進められるでしょう。

2.ライフラインの開設を手配する

引っ越し後の生活をスムーズに始めるために、電気・上下水道・ガス・インターネットなどのライフラインの手配を早めに進めておきましょう。引き渡し日や引っ越し日が決まった段階で各事業者へ連絡し、利用開始の手続きを済ませておくと、入居当日から新居で快適な生活をスタートできます。特にガスは開栓時に立ち会いが必要となるケースが一般的なため、日程調整を含めて事前に準備しておくことが大切です。また、インターネット回線については、申込みから開通工事まで数週間から1か月程度かかる場合もあるため、余裕を持って手配しておくと安心でしょう。

3.家具やカーテンを準備する

新居で快適な生活をスタートするためには、家具や家電の準備も欠かせません。住まいの引き渡し前から必要な家具・家電を検討し、購入や搬入のスケジュールを立てておくことが大切です。また、間取りや生活動線を考慮しながら配置計画を決めておくことで、引っ越し後の作業をスムーズに進められます。特に大型家具や家電は納品まで時間がかかる場合もあるため、早めに準備を進めておくことで、新生活をより快適にスタートできるでしょう。

4.近隣へ挨拶する

新しい住まいで気持ちよく暮らし始めるためには、近隣への挨拶も大切な準備のひとつです。引っ越し前後には、事前に挨拶先の範囲を確認し、必要な数の手土産を用意しておくとスムーズに対応できます。手土産の予算は500円~1,000円程度を目安にする方が多く、タオルやティッシュ、日用品など実用的な品が選ばれる傾向があります。新しい地域で良好な近隣関係を築く第一歩として、無理のない範囲で挨拶の準備を進めておくと安心でしょう。

引き渡しは新しい暮らしのスタートライン

安心の引き渡しで、新しい暮らしをスタート

注文住宅の引き渡しは、単に家の鍵を受け取る日ではなく、これまで進めてきた家づくりの集大成であり、新しい暮らしのスタート地点となる大切な節目です。
ライフデザイン・カバヤでは、住まいをお引き渡しして終わりではなく、お客様が安心して新生活を始められるよう、竣工検査から引き渡し、アフターサポートまで丁寧にサポートしています。家づくりの過程はもちろん、その先の暮らしまで見据えた住まいづくりを大切にしながら、お客様一人ひとりの理想の暮らしに寄り添っています。新しい住まいでの毎日を安心して楽しむためにも、引き渡しの流れや準備についてしっかり理解しておきましょう。