住宅を建てる際、土地の地盤を調査し、必要に応じて地盤改良を行う必要があります。地盤調査や改良工事がなぜ必要なのか、まだ十分に把握できていない人も多いのではないでしょうか?想定外の工事が必要となり、予算オーバーとならないために、あらかじめ知識を持っておくことが大切です。今回の記事では地盤調査や改良工事の方法、費用などを分かりやすく解説します。

地盤調査はなぜ必要?

地盤調査や改良工事は必要?その理由や方法、費用を知ろう!

地盤調査が必要な理由は?

建物を安全に建てるためには、地盤に十分な強度が必要です。日本は特に地震や台風など自然災害が多いため、地盤の強さは重要です。1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに、2000年に建築基準法や関連制度が改正され、基礎構造の安全性を確保するための地盤調査や確認が実質的に必須となりました。調査の結果、改良が必要と判断された場合には、地盤改良工事や適切な基礎工事を行う必要があります。また、建物を設計する際には「構造計算」を行い、地震の揺れや建物の重さに耐えられるよう設計されますが、その前提として地盤を正しく把握しておくことが大切です。

地盤調査を行わないと、どんなリスクがあるの?

地盤調査を行わずに建築を進めると、さまざまなリスクが生じます。軟弱地盤が原因でひび割れや沈下が起こり建物の寿命が短くなります。また、地震時には揺れが増幅し、建物の損傷や倒壊のリスクが高まります。問題が生じた後に補修や改修を行うと、多額の費用がかかってしまうため、事前に地盤調査を行い適切な対策を講じることが重要です。

地盤調査や改良工事は必要?その理由や方法、費用を知ろう!

失敗しない、地盤調査の選び方!

地盤調査や改良工事は必要?その理由や方法、費用を知ろう!

地盤調査の主な方法と期間、費用の相場

主な地盤調査の方法と、それぞれの特徴や精度、費用、期間と一覧でまとめました。

建物特徴特徴特徴期間
スウェーデン式サウンディング試験 (SWS試験) 一戸建て住宅敷地全体のリスクを大まかに把握できる5万円〜10万円数時間程度
スクリュードライバーサウンディング試験(SDS試験)一戸建て住宅SWS試験より精度が高く、地盤の強さをより正確に判断できる 8万円〜10万円数時間程度
ボーリング調査(標準貫入試験)マンションや大規模な建物、地下のある建物地盤の強度や危険性を正確に把握でき、 深部まで調査できる 20万円〜30万円約2日〜3日

スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)

一般的な戸建て住宅では、スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)が多く採用されています。先端がスクリュー状になったロッドにおもりをつけながら回転させていき、回転数やおもりの重量から、地盤の強度を調べます。土地の広さによっては正確性が下がり、硬すぎる地層や、土中に大きなコンクリート片などがある場合は、深部まで調査できないというデメリットがあります。期間は数時間程度で、費用は5万~10万円程度と比較的安価です。

地盤調査や改良工事は必要?その理由や方法、費用を知ろう!

スクリュードライバーサウンディング試験(SDS試験)

スウェーデン式サウンディング試験を改良したもので、ロッドの「おもり」に加えて、回転力を与えてロッドの「回転トルク」と1回転あたりの「沈下量」の3つの要素を同時に測定できます。土の種類が分かるため、スウェーデン式サウンディング試験よりも地盤の強さをより正確に判断することができます。期間は数時間程度で、費用は8万~10万円程度が目安となります。

ボーリング調査

ボーリング調査は、ボーリング機械を使って穴を掘り、そこにハンマーを落下させて強度をはかる調査方法です。マンションや規模の大きい建物、地下がある建物などで用いられる手法です。地面の表層だけでなく数10m以上の深部も調査でき、硬い地盤や瓦礫などが多く埋まっている土地も調査が可能となっています。さらに土も採取することで、地盤の土質、液状化や土壌汚染の状態なども調査できます。期間は1日~数日程度、調査費用は高くなり、20万~30万円程度となります。

地盤調査や改良工事は必要?その理由や方法、費用を知ろう!

地盤調査で問題があったら、改良工事は必要?

地盤調査や改良工事は必要?その理由や方法、費用を知ろう!

地盤改良工事の種類と費用

地盤調査の結果、問題が見られた場合は、地盤の改良工事が必要となります。戸建て住宅の地盤改良工事の種類と費用相場をご紹介します。

表層改良工法

地面にセメント系の固化材を入れて強度を上げる工法です。比較的浅い場所に硬い地盤がある地層に適しており、地下2m程度までセメント系の固化材を流し込み、地盤を補強します。建物の面積約20坪に対し、50万円程度が相場となり、比較的安価で済みます。

柱状改良工法

地面に開けた穴へセメント・水・土を流し込み、地中でコンクリート製の柱にする工法です。軟弱地盤が深く、表層改良工法が適用できない場合に用いられます。弱い地盤が地表から8m以内に収まっていれば、この工法を選択できます。建物の面積約20坪に対し、100万円程度が相場となります。

鋼管杭工法

地面に開けた穴へ鋼管を打ち込み、地盤を補強する工法です。地表から30m程度の深い地層まで地盤を補強でき、工事期間も短めで、狭小地でも工事ができるという特徴があります。建物の面積約20坪に対し、100万円程度が相場となります。

地盤調査や改良工事は必要?その理由や方法、費用を知ろう!

地盤調査と改良工事をする際の注意点は?

地盤調査や改良工事は必要?その理由や方法、費用を知ろう!

あらかじめ予算を見込んでおくことが大事!

地盤改良工事で悩ましいのは、最初に金額が確定できないという点です。土地購入前は売主の許可がないと地盤調査はできません。また、住宅の間取りや建てる位置など具体的なプランがある程度決まっていないと調査が難しいというのが現状です。そのため、家を建てる際は、地盤改良工事を想定して、あらかじめ予算を見込んでおくことはとても重要です。

施工実績のある業者に依頼する

地盤調査を依頼する際、業者選びも慎重に行いましょう。調査の技量や知識、専門性の高さはもちろんですが、建築後の調査不備など万が一のトラブルが起こった際の補償体制も整った業者を選ぶことをおすすめします。ハウスメーカーに依頼して家を建てる場合、提携業者が、地盤調査と改良工事をセットで行うことが一般的です。ライフデザイン・カバヤの場合、累計40万棟以上の実績を誇る一般社団法人ハウスワランティと提携しています。ご建築前に地盤調査データを的確に解析し、地盤補強方法を判断します。また20年の長期地盤保証システムも備えているので安心です。

地勢は自分で調べることができる!

地盤の強さや地勢は、ある程度、自分でも調べることもできます。購入する土地が決まったら可能なことを自分で実践することもおすすめします。市役所などでは、大雨による河川の反乱や浸水について予想するハザードマップや、周辺の土地の地盤調査結果がわかる地盤資料を閲覧できます。自治体によってはホームページでも周辺のボーリング調査結果を調べることもできます。また、インターネットで地盤調査マップを閲覧できるサイトや、国土交通省ハザードマップなども活用しましょう。

地盤改良のコストを抑える方法

地盤改良工事が必要となった場合には、ハウスメーカーの下請け業者に相見積もりを取ってもらうことをおすすめします。少なくとも2社以上の下請業者に見積もりを取ってもらいましょう。また、家づくりの予算がオーバーしてしまったら、ハウスメーカーに「地盤改良費で増えた分の減額提案が欲しい」と伝え、他の工事で減額できる方法を提案してもらい、検討してみましょう。

地盤から資金計画まで、ライフデザイン・カバヤと一緒に納得の家づくりを

「地盤改良に思わぬ費用がかかったらどうしよう」「この土地で本当に大丈夫?」といった不安は、多くの方が抱えるものです。ライフデザイン・カバヤは、単に家を建てるだけでなく、土地選びの段階からお客様に寄り添い、プロの視点で提案いたします。

  • 地域密着のデータに基づいた的確な地盤診断

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私たちは、お客様が「この土地を選んでよかった」と心から思えるよう、足元からしっかりとサポートさせていただきます。理想の住まいを形にする第一歩を、一緒に踏み出しましょう。