いま、世界中で「木のパネルで高層ビルを建てる」という新しい動きが広がっています。
その主役になっているのが、CLT(シー・エル・ティー)という新時代の木材です。

ヨーロッパ生まれのCLTは、分厚い木の板を交差させて固めた、とても丈夫なパネルです。
すでに海外では10階以上の高層ビルやホテルにも使われています。
木で出来た高層ビルに住めるなんて、自然に身を置きながら美しい景色を楽しめる、なんとも先進的な建物ですよね。

CLTは、地球にやさしいエコな建材としても世界から注目を集めており、日本でも街中の大きな建物や住宅へ導入が進みはじめました。

この記事では、そんな自然の中に暮らせる「CLTとは、どんなもの?」といった基本から、住宅に実際に活かすことは可能なのか?までをご紹介していきます。

【1分でわかるCLTと住宅活用のポイント】

・CLTとは: 木目の向きを縦横交互に重ねた厚型パネル。コンクリート並みの強度と約1/5の軽さを併せ持つ新時代の木質建材です。
・戸建て住宅へのメリット: 柱のない大空間リビングや、RC(鉄筋コンクリート)並みの高い耐震・断熱性が実現できます。
・費用と課題:フルCLT住宅の坪単価目安は110万円〜と高額ですが、必要な箇所に絞って組み込む「CLTハイブリッド構法」を活用することでコストを抑えた現実的な建築が可能になります。(個人の住宅の場合、CLTハイブリッド構法の強度で十分です)

1. CLTとは?仕組みとメリット・デメリット

CLTと集成材(しゅうせいざい)・合板との違い

CLTは「Cross Laminated Timber(クロス・ラミネーティッド・ティンバー)」の略称で、日本語では「直交集成板(ちょっこうしゅうせいばん)」と呼ばれます。

ひき板(ラミナ)の繊維方向を、層ごとに直角(直交)に交差させて並べ、接着・積層した厚型構造用パネルです。

Cross Laminated Timber

従来の木質材料である「集成材」や「合板」とは、明確な違いがあります。

資材 資材 資材
CLT厚手のひき板を直交させて接着壁・床・屋根などの「面材(構造体)」として使用。雨や乾燥に強く、時間がたっても形がビシッと揃ったまま崩れません。
集成材ひき板の繊維方向を平行に揃えて接着柱や梁などの「軸組材(線材)」として使用。一定方向の曲げ強度に強い。
合板(ベニヤ)薄い単板(ベニヤ)を直交させて接着 下地材や家具材として使用。CLTと比較して薄く、構造用の厚型パネルではない。

CLTの一番すごいところは、「木なのに、まるでコンクリートの壁や床のように、建物全体を『面』で支えられること」です。

CLTの主なメリット

1. 軽くて頑丈!反りや縮みもない

木目を縦横交互に重ねるため、変形に極めて強いのが特徴です。コンクリートの約1/5の軽さで、地震の揺れを和らげ地盤補強の費用も抑えられます。

2. 現場で組むだけ!工期が短くて静か

工場でカットしたパネルを現場で組み立てるため、RCと比べて工期を短縮できます。現場での作業音が減り、近隣へのストレスも軽減します。

3. 夏は涼しく冬は暖かい(高い断熱性)

木はコンクリートの約10倍熱を通しにくいため、室内の温度が保たれやすく、冷暖房費を節約できます。

4. 厚みがあるから「火」にも強い

火がつくと表面が焦げて炭の層をつくり、内部へ火が通るのを防ぎます。高層ビルでも使えるレベルの耐火性があります。

5. 使うだけで脱炭素・環境貢献

木の中にCO2を閉じ込めるため、建てるだけで地球温暖化防止に貢献できます。国産材の活用で日本の山も守れます。

CLTの課題とデメリット

1. 材料費・トータルコストが高め

まだ流通量が少なく資材単価が高額です。また、巨大なパネルを運ぶ特殊なトラックやクレーンの手配費用もかかります。

ライフデザイン・カバヤが行っているデメリットの対策:
ライフデザイン・カバヤではCLTハイブリッド構法を採用しています。サプライチェーンを構築しているため、資材の計画調達や、パネルサイズを標準化し、一般的なトラックで運べる工夫を施しています。
これにより、運搬・施工コストを削減。従来の木造住宅に近い現実的な価格帯でのご提案を可能にしています。

2. 扱えるプロが少ない・狭い道は苦手

日本で普及し始めて間もないため、設計・施工できる会社がまだ限定的です。道幅が狭い敷地にはパネルを運び込めない場合もあります。

ライフデザイン・カバヤが行っているデメリットの対策:
CLTハイブリッド構法を採用しているライフデザイン・カバヤでは、搬入面においても事前に現地調査を行い、道路幅や敷地条件に合わせて「パネルの分割サイズ(モジュール)」を最適に設計。狭い道でも進入可能な中小型トラックで運搬したり、クレーンの設置場所を考慮した施工計画を立てることで、一般的な住宅街や敷地制限のある現場でも柔軟に対応できる体制を整えています。

3. 手に入るルート(工場)が限られている

国の基準を満たした工場がまだ全国に少ないため、注文が集中すると納期が伸びたり配送費が高くなったりすることがあります。

ライフデザイン・カバヤが行っているデメリットの対策:
ライフデザイン・カバヤは国内有数のCLTメーカーやJAS認定工場と強固なネットワーク・パートナーシップを構築。年間を通じた計画的な資材調達ルートを確保することで、注文集中時でも優先的かつ安定した納期での入荷を可能にしています。 また、建設地に最も近い提携工場から最適な最短ルートで直送する「産地・拠点連携ネットワーク」を整えることで、無駄な長距離輸送費用を削り、配送コストの最適化を図っています。

2. CLTを「戸建て住宅」に持ち込むとどうなるか?

木造ビルや大型公共施設での採用が進むCLTですが、「一般的な戸建て住宅」で用いる場合、費用はどれくらいになるのでしょうか?
また、ライフデザイン・カバヤのCLTハイブリッド構法を使えば、どのような住宅を作ることができるのでしょうか。

設計者・工務店が注意すべき点に加え、CLTがもたらす戸建て住宅の魅力と費用、注意点を順番にご紹介していきます。

CLTがもたらす戸建て住宅の魅力をお写真とともにご紹介

※お写真はライフデザイン・カバヤ独自のCLT技術「CLTハイブリット構法」を用いた、実際のお部屋のデザインです。

魅力1:柱のない「超・大空間リビング」や大開口が叶う

一般的な木造住宅(軸組工法)では、建物を支えるために一定の間隔で柱や筋交い(補強材)が必要になります。

一方、コンクリート並みの強さを持つCLTなら、「1枚の分厚い壁」で家全体を支えることが可能です。その結果、柱や仕切り壁のない広々とした大空間リビングや、庭と一体化するような大開口の窓など、従来の木造では難しかった自由な間取りを実現できます。

CLTとは?特徴・メリット・デメリットから戸建て住宅への活用、CLTハイブリッド構法まで
CLTハイブリッド構法なら、ここまで開く。 大きな窓が並ぶリビングを叶えた平屋スタイル

リビングに入った途端に目に入るズラリと並んだ4枚の大きな窓が魅力的です。

魅力2:圧倒的な「耐震性」と「断熱性」

分厚いパネルで六面体を構成するCLT住宅は、地震の揺れを「点」ではなく「面」全体で受け止めるため、地震に対して非常に強い構造になります。さらに、木そのものが高い断熱性(コンクリートの約10倍)を持っているため、「夏は涼しく冬は暖かい」快適で省エネな暮らしが叶います。

CLTとは?特徴・メリット・デメリットから戸建て住宅への活用、CLTハイブリッド構法まで
平屋だからこそ実現できた約30帖の大空間リビング。 本物の木の質感とメリハリ感を重視した、直線的なラインが美しい社員の自邸。

これほどの広さが畳コーナーの柱1本で支えられているのは、91cmのCLTハイブリッド構法の壁を、リビングとダイニングの窓の間に設けているからです。この設計で耐震等級3です。

戸建てでフルCLTを使う場合の「費用感(坪単価)」

戸建て住宅の「主要構造部(壁・床・屋根)すべて」を純粋なCLTパネルで建てる場合、気になるのが建築費用です。

  • 標準的な戸建て住宅(フルCLT構法)の坪単価目安:110万円〜 / 坪

一般的な木造住宅の坪単価(60万〜80万円前後)と比較すると、建築費は高額になりやすい傾向にあります。

 

なぜ費用が高くなるのか?

  1. 資材自体の単価が高いため
    日本国内ではCLTパネルの生産体制がまだ限定的であり、部材そのもののコストが一般的な木材より高価です。
  2. 運搬・施工の特殊費用
    巨大で重いパネルを運ぶための大型トラックの手配や、現場で吊り上げるための専用クレーン費用が必要になります。

コストについての補足
材料費単価は高くなるものの、工場加工による「現場施工期間の短縮(大工さんの人件費削減)」や、建物自体が軽いことによる「地盤改良工事費の抑制」によって、総コストをおさえることは可能です。

設計者・工務店が注意すべきポイント

戸建て住宅でCLTを採用する場合、設計者や施工会社(工務店)は、以下の3つを抑えておく必要があるでしょう。ポイントをご紹介します。

  1. 搬入経路とレッカー設置スペースの確保
    戸建ての建設地が「前面道路が狭い住宅街」や「旗竿地」の場合、大型トラックが進入できなかったり、クレーン車を据え付けられなかったりして、大きなCLTパネルを搬入・揚重できないケースがあります。
  2. 雨対策(建て方時の施工管理)
    現場でパネルを組み立てる際、養生が不十分だと雨水によって木材が濡れ、シミや変色の原因になります(特に、木の表面をそのまま見せるインテリアにする場合は、工事中に雨で濡らさないための「徹底した雨よけ」が絶対に欠かせません)。
  3. 設備配線・配管の事前計画
    CLTは分厚いパネル自体が構造体となるため、後から壁の中に電気配線や水道配管を通す作業が容易ではありません。設計段階で配線ルートや貫通穴の位置をミリ単位で計画しておく必要があります。

ライフデザイン・カバヤが行っている設備配線計画:
設計段階で配線・配管のルートをミリ単位で決定しています。
パネルをカットする段階で、精密な機械を使ってスイッチ穴や配線用の溝をあらかじめ削り出しておくため、現場で木を傷つけることがありません。

 

3. “戸建にCLT採用”を容易にした「CLTハイブリッド構法」とは

ここで、ライフデザイン・カバヤが独自開発したCLTハイブリッド構法についてご紹介していきます。

「CLTを使いたいけれど、コストが高くて重さも気になる…」という問題を解決するのが、CLTハイブリッド構法です。ほかの工法と組み合わせて「必要な場所だけにCLTを使う」ことで、値段を抑えつつ高い性能を引き出せます。

CLTハイブリッド構法とは
CLTハイブリッド構法とは、従来の「普通の木造」や「鉄骨(S造)」「コンクリート(RC造)」で作った骨組みに、必要な場所だけCLTパネルを組み合わせて建てるやり方です。

建物ぜんぶを分厚いCLTパネルで囲ってしまうのではなく、お互いの得意分野で役割分担をさせます。

・柱・梁:従来の集成材(軸組)を使用
・内部耐力壁:構造的に高い強度が要求される部分にCLTパネルを重点配置することで、その他の部分に断熱材を敷き詰め、断熱性を強化することができる。

CLTとは?特徴・メリット・デメリットから戸建て住宅への活用、CLTハイブリッド構法まで

CLTハイブリッド構法がCLTの様々な課題を解決!

  1. トータル建築コストの削減:
    CLTの使用量を「必要最小限かつ最大の効果が得られる部位」に絞り込むことで、CLTパネル本来の高コストを削減。従来の木造建築に近い現実的な坪単価へ抑えることが可能です。
  2. 設計・間取りの自由度向上:
    ポイントごとにCLT耐力壁を置くことで、少ない壁量で耐震性を発揮。自由で広々とした間取りや大開口、スキップフロアなどの高難度な意匠設計が可能になります。
  3. 施工の汎用化:
    土台となる構造は一般的な大工工務店・建設会社が手慣れている施工法を踏襲できるため、施工現場のハードルが大きく下がります。

「CLTハイブリット構法実績」については、こちらにて詳しくご紹介しています。

フルCLT工法とCLTハイブリッド構法の価格比較

構法 坪単価目安 メリット デメリット・注意点
フルCLT工法 110万円〜圧倒的な大空間 資材費・運搬コストが高額
CLTハイブリッド構法 80万〜95万円 コストを抑えつつ大空間&超耐震 構造設計のノウハウが必要
一般的な木造軸組60万〜80万円 低コスト・対応工務店が多い 柱・壁が多くなり大空間に限界

CLTハイブリッド構法はCLTにはかなわないのか?

「建物全部をCLTパネルで建てる(純CLT工法)」と「CLTハイブリッド構法」、どちらが優れているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、10階建て以上の高層ビルなら「純CLT」が適していますが、日本の「戸建て住宅」において最も合理的で賢い選択になるのは「CLTハイブリッド構法」です。

両者の違いと、戸建て住宅にハイブリッド構法をおすすめする理由を比較してみました。

戸建て住宅における「3つの違い」と実態

1. 耐震性能:超高層ビル用の「過剰な強さ」を、戸建てに最適化

・純CLT工法: 10階建て以上の巨大なビルやホテルが地震で倒れないレベルの「超・過剰な強さ(オーバースペック)」を持っています。
・CLTハイブリッド構法: 住宅に必要な耐震性能(耐震等級3など)を軽々とクリア。日本の強い地震に対しても完璧な安全性を発揮します。

ライフデザイン・カバヤの視点: 戸建て住宅において、高層ビル用の強度を100%求める必要はありません。CLTハイブリッド構法は、大地震にビクともしない安心感をしっかり確保しつつ、無駄なコストをカットした一番賢い設計です。

2. 一年中快適で安心な「ぬくもりあふれる室内環境」

・純CLT工法:建物全体が分厚い木に包まれるため森林浴のような効果がありますが、住宅では「木の主張が強すぎてインテリアや家具を選びにくい」と感じる場合があります。
・CLTハイブリッド構法:適材適所にCLTパネルを組み込むことで、見栄えにとらわれずコンクリートや鉄骨にはない「冬暖かく夏涼しい」省エネでやさしい室内空間をつくります。

ライフデザイン・カバヤの視点: 木の香りによるリラックス効果や空気環境の良さを感じながら、一年を通して心地よく家族を守る住空間をつくり出せます。 

3. 費用と自由度:圧倒的なコストパフォーマンスと間取りの広がり

・純CLT工法: パネルの使用量が多く、建材費・運送費・施工費が跳ね上がります。また、壁が多くなりやすく間取りの変更がしにくい面も。
・CLTハイブリッド構法: CLTの使用量を最適化することで、一般的な注文住宅と変わらない現実的な価格帯を実現。柱のない広々としたリビングや大開口の窓も自由自在です。

建物によって使い分けるのが世界のグローバルスタンダード

CLTの使い方は、建物の規模によって変えるのが最も合理的です。

  • 10階建て以上の高層ビル・大型施設:
    建物の自重や風圧に耐えるため、「純CLT」でガッチリ固める。
  • 2〜3階建ての戸建て住宅・店舗:
    コスト・デザイン・耐震性のバランスが完璧な「CLTハイブリッド構法」で建てる。

4. 日本国内におけるCLTの活用状況

日本国内において、CLTはどのように利用が広がっているのでしょうか。CLT推進政策と、具体的な建築事例の最新トレンドをまとめました。

国の推進政策と法的整備

日本政府は、森林資源の利活用とCO2削減を掲げ、「通称:都市木造化推進)」を施行・改正しました。

さらに、2016年に法律(建築基準法)のルールが変わり、特別な許可を取らなくても、一般的な建物の安全計算(許容応力度計算)だけでCLTを使えるようになりました。

手続きの手間や時間が一気に減り、使いやすさが大きく向上しています。

中高層建築・公共施設での活用拡大

現在、日本国内のCLT活用は特に以下のような分野で急拡大しています。

  • 中高層木造ビル・オフィス: 5階〜10階建て規模の民間社屋や複合ビルでのCLT床・壁の採用。
  • 公共施設・学校・医療施設: 地域の国産材を活用した市役所庁舎、小中学校、幼稚園、高齢者福祉施設。
  • 宿泊施設・店舗: デザイン性とぬくもりを強調したリゾートホテル、カフェ、ロードサイド店舗。
  • 万博・国際イベント: 2025年大阪・関西万博などにおけるパビリオンや大規模木造環状屋根(大屋根リング)等での木質技術の普及。

 

大規模非住宅分野で実証されたCLTの強度と信頼性は、いまや住宅分野(戸建て・集合住宅)へと応用展開されるフェーズに入っています。

国立競技場

国立競技場(日本/東京都新宿区)

5. ライフデザイン・カバヤがCLTに目を向けた理由

西日本を中心に住宅事業を展開する「ライフデザイン・カバヤ」は、日本のハウスメーカー・建設会社の中でもいち早くCLTの将来性・可能性に着目し、その研究開発および商品化に取り組んできました。

ライフデザイン・カバヤがCLTに強い関心を寄せ、先駆者として業界をリードする理由は、以下の3つの戦略的背景にあります。

1. 「木の可能性」の追求と地域環境への貢献

ライフデザイン・カバヤは、永年にわたり住宅事業を通じて木材と向き合ってきました。持続可能な社会(SDGs)へのシフトが叫ばれる中、日本の豊かな森林資源(特に活用期を迎えた国産スギ材)を有効活用し、CO2を長期固定化する建築を推進することは、住宅メーカーとしての重大な社会的責務であると考えています。

CLTという革新的資材を普及させることが、日本の森林循環の再生と脱炭素社会の実現に直結するという強いビジョンが存在します。

2. 「木造の限界」を超えるイノベーション

従来の木造軸組工法には「耐震性能と大空間(大開口)の両立」「中高層建築への対応」という点において構造上の限界がありました。鉄骨造やRC造に頼らざるを得なかった建築領域に対し、CLTを導入することで「木造のぬくもりや軽量性を維持したまま、RC造並みの強度と大空間を実現する」という新たな価値提供が可能になりました。

3. 「CLT住宅」を一般市場へ普及させるためのコスト革新

CLTがどんなに優れた資材であっても、あまりに高価格で一般ユーザーの手の届かない存在であっては意味がありません。

ライフデザイン・カバヤは、自社で住宅からオリジナルの中大規模ビルまで手掛けてきたノウハウを駆使し、「CLTをどのように住宅へ組み込めば、適正価格で最高の耐震性とデザイン性を提供できるか」という課題に真っ向から向き合いました。

その研究・実証の末に到達した答えこそが、前述の「CLTハイブリッド構法」です。

一般的な戸建て住宅から中規模の店舗・オフィス・集合住宅まで、高品位な木質建築を現実的なコスト感で市場へ普及させるため、ライフデザイン・カバヤは現在もCLTの技術開発と普及促進活動を力強く牽引しています。

まとめ:CLTが拓くこれからの木造建築

CLT(直交集成板)は、単なる新しい木材資材にとどまらず、日本の建築のあり方や環境問題を根本から変えるポテンシャルを秘めた新素材です。

  • 優れた特徴: 高強度・軽量・短工期・高い断熱性と耐火性・高いCO2固定能力
  • 戸建てへの活用: CLT耐力壁のスポット配置や、ハイブリッド化によって現実的かつ魅力的な住宅が実現可能
  • 今後の展望: CLTハイブリッド構法をはじめとする技術革新により、中高層建築から一般戸建てまで、さらなる普及が期待される

「木造建築の良さを活かしつつ、耐震性や自由度の高い住まいをつくりたい」という方にとって、CLTを活用した建築技術は今後間違いなく注目の選択肢となります。

ライフデザイン・カバヤが目指す持続可能な地域と家づくり

ライフデザイン・カバヤは持続可能な地域・環境づくりにも深く貢献しています。

外国産材への依存から脱却すべく、岡山県や広島県など自治体と「建築物木材利用促進協定」を締結。県産材100%の住宅建設を目指し、地産地消の木材利用を推進しています。

地元資源を活用することで雇用の創出や脱炭素社会へ貢献し、環境にも地域にもやさしい「安心できる家づくり」を行っています。

こうした県産材活用による地域循環型社会への取り組みと、独自技術を融合させた「地域循環型住宅サプライチェーン CLTハイブリッド構法」は外部からも高く評価されています。

「グッドデザイン賞」「iFデザインアワード」「ウッドデザイン賞」の3賞を見事トリプル受賞。 

CLTとは?特徴・メリット・デメリットから戸建て住宅への活用、CLTハイブリッド構法まで
  • CLTの住宅は、将来リフォームや間取り変更ができますか?
    フルCLTの場合は構造壁を動かすのが困難ですが、CLTハイブリッド構法であれば、主要な骨組み(軸組)とCLT耐力壁の位置が整理されているため、将来のシロアリ点検や間仕切り変更にも柔軟に対応可能です。
  • CLT住宅は解体するときにコストがかかりますか?
    金物で接合されているため解体・分別がしやすく、解体後の木材はバイオマス燃料や再利用に回しやすいため、環境負荷や将来の廃棄費用においても優位性があります。
  • イベント情報はこちら
  • カタログ請求はこちら
  • 最強木造