塗り壁に小上がり和室の障子など、和のテイストを取り入れたリビング空間。大勢のゲストを招いた時には、小上がりに腰かけることで、LDKと一体空間として使うことができる。
“和”にこだわったという外観は植栽ともマッチし、この住まいにしかない雰囲気を創り上げている。
町家風木格子の意匠や塗り壁、スマートな仕上がり瓦屋根など、周囲の景色にも調和しながら、伝統の和のデザインを受け継ぎ、現代人のライフスタイル・デザインに響く住まい。内部空間にも和のテイストを取り入れ、小上がりの和室のほかリビングには塗り壁を採用。また全体のカラーを落ち着いたトーンにすることで、シンプルかつ温かみのある居住空間に仕上げている。なかでも大勢のゲストを招いたとき、腰かけることができる和室は設計士の細かい提案や打合せを経て完成したスペースで、機能性と居住性を兼ね備えた居心地の良さを実感できる。
1階は階段を中心にした間取りにすることで、回遊性を持たせている。家事の中心となるキッチンにはリビング側、洗面側の両方からアクセスできる動線とすることで、利便性を向上させた。また暮らしやすさを追求した収納にもこだわり、動線上に細かく配置することで用途別に使い分けることができるよう計画。そのほか、2階には収納力のある何度とウォークインクローゼットを設えるなど、使い勝手の良いプランニングを採用した。
家づくりのなかでスタッフや現場担当者の細やかな気配りや提案にも魅力を感じたというNさん。「設計士さんは、こちらが気付かないような部材の収まりなどを配慮してもらい、現場の大工さんともいろいろと相談しながら決めたことが良い思い出になりました」と家づくりを振り返る。
またプランニングに関しては、無垢の床材や造作の対面キッチンカウンターなど同社のモデルハウスを参考にした部分は多いというNさん。考え抜いた間取りはもちろん、自分たちでセレクトしたモノに囲まれて「とにかく快適」と完成した住まいの感想を語ってくれた。